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2024/12/13
2024/08/05
秋になると、街路を埋め尽くす落葉の絨毯が広がるいちょう並木。日頃体験することのない黄金色の世界に心踊ります。いちょうはその昔、絶滅しそうになりながらも、中国でかろうじて生き延びてきた絶滅危惧種だそうです。世界中でも限られた大陸にしかなく、日本では街路樹や神社などに植樹されています。
秋になれば当たり前のように目にするいちょう並木ですが、私たちは貴重な針葉樹の化石を目の当たりにしています。今回は、いちょう並木のなかでも、関西地方の観光で訪れたいいちょう並木11選と題しまして、関西観光で訪れたい秋の絶景スポットを、いちょう並木の見頃時期も併せてご紹介します。
この記事の目次
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これから秋の観光シーズンに向けて、美しいいちょう並木を望める絶景スポットが関西各地でも見頃を迎えます。関西においても有名な定番のいちょう並木から穴場ともいえるいちょう並木までさまざま。ここでは、関西観光で訪れたい各地のいちょう並木を網羅し、ご紹介しましょう。
※こちらの情報は2024年7月時点のものです。実際に行く前に施設などの公式HPなどで最新の情報を確認することをおすすめします。
黄金色をしたいちょう並木は、夜にライトアップをされると、より幻想的に映ります。通りに植樹されたいちょうの木は、関西地方でも多くの箇所でライトアップがされており、その時期に合わせて散策すると、より一層楽しめます。また観光の際、ドライブを兼ねてライトアップされたいちょう並木を眺めるのもおすすめです。
関西エリアのいちょう並木の見頃の時期は、おおよそ10月下旬から12月上旬までと比較的長いですが、日本海側がある京都や兵庫と瀬戸内海に面した兵庫と大阪、和歌山、さらには内陸部に位置する滋賀や奈良、太平洋に面した三重や和歌山に分かれ、関西地方それぞれに気温の変化が異なることから、いちょう並木の見頃の時期は、関西のなかでもそれぞれの地区で若干異なります。おおむね気温が低い関西地方の日本海側から色づき初め、南へ順に見頃を迎えます。
関西地方のいちょう並木は、2024年も例年同様10月下旬から12月上旬にかけて見頃を迎えます。温暖化が進む昨今、関西でも若干暖かい日が続く場合もあり、その分見頃の時期が後半にずれ込む可能性も考えられます。詳しくは関西各地の施設や管理先へ問い合わせされることをおすすめします。
「大阪城公園」は、大阪城の天守閣を塀と緑でぐるりと囲む関西を代表する公園です。園内には、13棟の重要文化財や歴史的遺構が残されており、間近で見学することができます。また、春先の梅や桜、秋には、天守閣前や公園東側の外周園路、そのほか園内各所にいちょうが広がる関西地方の観光名所になっており、観光シーズンには多くの人でにぎわいます。
大阪城公園
2000年に大阪市指定文化財となった御堂筋のいちょう並木は、近代大阪を象徴する歴史的景観として多くの人に親しまれています。阪急前から難波西口まで全長4.2キロメートルにわたり、計972本(2014年9月時点)のいちょうが植樹されており、秋になると黄金色に輝く黄葉が行き交う人々や観光で訪れる人々、ドライブを楽しむ人々を楽しませてくれます。
仁徳天皇陵古墳に隣接する大仙公園は、38万平米の緑に囲まれており、11月下旬の晩秋の頃になると、北入口のいちょう並木が、平和塔がそびえる見事なシンメトリーの構図に色合いを添えます。紅葉の様子は美しく迫力に満ちており、資源を活かした優れた景観と環境、公園としての一体感が評価され「日本の歴史公園100選」に選定されています。
大泉緑地は、約200種類32万本もの樹木が植えられた関西地方の一大森林公園。大阪市御堂筋イルミネーションの点灯実験にも使用されたという、公園入口金岡口にあるいちょう並木は、11月上旬から12月下旬にかけて美しく色づきます。面積101.5ヘクタールもの広大な敷地の中でも、入口となる金岡口をはじめ、かきつばた園、頭泉池、大泉池、水流付近、桜広場などがおすすめの絶景ポイントです。
大泉緑地
京都市内を南北に走る大通りのひとつ、堀川通には、陰陽師安倍晴明公を祀る晴明神社や西陣織会館がある堀川今出川から堀川紫明辺りまで、およそ1kmの中央分離帯に黄金色に色づいた美しいイチョウ並木が続いており、ドライブがてらに楽しめます。
おすすめの絶景スポットは、堀川上立売の辺りや堀川紫明交差点から堀川通を南へ歩いた水火天満宮の辺りで、11月中旬から下旬にかけて見頃を迎えます。中央分離帯には「堀川せせらぎ公園」が整備されているので、イチョウ並木の下に入ってのんびりと楽しむことができます。
堀川通イチョウ並木
京都の京丹波町標高210メートルの場所にある関西地方の紅葉の名所「グリーンランドみずほ」では、例年11月上旬から11月下旬にかけてがイチョウ並木の見頃の時期。入口から約250本のイチョウ並木が続き、黄金色の美しい光景が広がっています。さらに落葉すると黄色い絨毯が道路一杯に現れます。
京都のなかにあって、穴場的いちょう並木の名所のひとつが、京都大学の本部がある吉田キャンパス。このキャンパスには、本部構内、北部構内、吉田南構内、医学部構内など、6つの構内があり、特に紅葉が美しいのは、北部構内と本部構内付近。11月に入るとキャンパス内の紅葉が色づき始め、京都大学の北部構内の通り抜け部分にあるいちょう並木が黄金色に色づきます。
真宗大谷派の本山で、正式名称は真宗本廟。地元では「お東さん」と呼ばれ親しまれています。御影堂門前にある噴水周辺のいちょう並木が見どころで、境内の阿弥陀堂門を入って右側にもあります。また東本願寺の飛地境内の渉成園では、広々とした庭園に紅葉やいちょうなどが秋景色を染めており、例年11月中旬から下旬に見頃を迎えます。
東本願寺
京都府立北桑田高校の正門から校舎に続く間にあるいちょう並木は、地元でも穴場的紅葉の名所として知られており、見頃の時期になるとライトアップも楽しめます。北桑田高校には、京都フォレスト科という学科があり、森林の育成からログハウスを建てるまでのエキスパートを育成しています。そのため、北桑田高校のいちょう並木はしっかりとした管理がなされています。
京都府立北桑田高校
天理駅から南東へ徒歩約10分の場所にある川原城町交差点から、天理大学と天理教教会本部まで続く道を親里大路といいます。この親里大路は、10月下旬から12月上旬の晩秋のころになると、黄金色に染まるいちょう並木に大変身。天理大学と天理教教会本部を結ぶ歩道橋上からの眺めが、絶景のおすすめビュースポットです。
天理市親里大路のいちょう並木
兵庫県姫路市の「名古山霊苑」は、姫路城の西北約1キロメートルの場所にある墓地公園です。苑内は花と緑に囲まれて、サクラやツツジ、イチョウなどの四季の移ろいに合わせた花や草木が色づき、散策スポットとして多くの人が訪れます。特に、仏舎利塔の白と真っ青な空をバックに黄金色に映えるいちょう並木は、関西地方の観光で訪れたい秋の絶景スポットのひとつです。
名古山霊苑
秋の観光シーズンは、紅葉やいちょう並木が見頃を迎えて秋ならではの絶景を各地で満喫できます。観光スポットとして人気の高い関西地方においても、秋の観光シーズンになると関西各地で美しいいちょう並木が黄金色に色づきます。関西各地の観光の合間に散策したり、ドライブで出掛けたりして関西各地のいちょう並木を観光がてら満喫してはいかがでしょうか。
参考になりましたか? 旅行・おでかけの際に活用してみてください。
記事企画・監修:旅色編集部 おおもり
ライター:zukzuk22