【松島観光を満喫】日本三景・松島で絶対に行くべきおすすめスポット11選

2024/10/03

【松島観光を満喫】日本三景・松島で絶対に行くべきおすすめスポット11選

宮城県を代表する景勝地であり、日本三景の美の一角を擁する「松島」。大小含めると260もの島が点在するエリアです。江戸時代の俳人・松尾芭蕉の紀行文『おくのほそ道』の冒頭にも登場することでご存じの方も多いのではないでしょうか? 松島は、仙台市内から電車で約40分、車で一般道を走っても約35分とアクセスしやすく、日帰り旅行にも最適です。今回は、歴史深き瑞巌寺から風情ある松島湾の絶景まで、芭蕉をも魅了した松島の魅力を満喫できる観光スポットを11選ピックアップしました。

松島島巡り観光船

松島を訪れたらまず乗りたい遊覧船

松島を満喫するのに欠かせないが遊覧船です。「松島島巡り観光船」で美しい松島湾内を巡る一周約50分の小旅行は、仁王島、鐘島、桂島など大小の奇岩が次々と現れ、息を飲むような風景が広がります。定期遊覧船コースでは、大型船に乗って湾内の美しい島々や風景を約50分で巡ることができます。さらに 特別な中型遊覧船もあり、大型船では近づくことのできない岩や松の美しさを間近に体感できます。松島の風光明媚な景色を、船の上から心ゆくまで満喫しましょう。

松島さかな市場

松島かきバーガー

松島の海の幸に舌鼓

新鮮な海産物を味わえる食事処や、魚介類や加工品を販売する物産スペースが訪れる人を楽しませてくれる「松島さかな市場」。物産スペースでは1,500種類以上の海産物が揃っており、2階の食事処では海鮮丼や寿司が味わえます。特にオリジナルの「松島かきバーガー」や「焼がきハウス」の新鮮な牡蠣が人気です。最寄りの JR松島海岸駅からは徒歩10分ほどと、車なしの方も立ち寄りやすい立地にあるのも嬉しいポイント。松島の新鮮な海の幸を堪能しましょう。

円通院

荘厳な歴史と美しい庭園に心洗われる

臨済宗妙心寺派の寺院「円通院」は、伊達政宗公の嫡孫「光宗公」の菩提寺として建立されました。四季折々の陽と影が美しい庭園を彩り、瑞巌寺や五大堂などの名所に囲まれた環境に位置しています。バラ園や紅葉など、季節ごとの風景が楽しめるほか、厨子の扉には西洋文化の影響が見られる洋バラの絵柄も魅力の一つ。歴史的な霊廟(れいびょう)と美しい庭園が調和した円通院は、松島観光の見逃せないスポットです。

瑞巌寺

桃山美術の粋を伝える国宝建造物

正式名称は「松島青龍山瑞巌円福禅寺」。伊達政宗によって5年の歳月をかけて創建された歴史的建造物で、現在は臨済宗妙心寺派に属する禅宗寺院となっています。本堂は書院造で、国宝や重要文化財を数多く所蔵。国宝指定の「本堂」と「庫裡」や本堂の華やかな襖絵、春に美しい花を咲かせる「臥龍梅(がりゅうばい)」は必見です。また、「青龍殿(宝物館)」では伊達家ゆかりの絵画や茶器、本堂襖絵の実物も展示されています。瑞巌寺は岩手県平泉の「中尊寺」や「毛越寺」、山形県山寺の「立石寺」と共にみちのく古寺巡礼「四寺廻廊(しじかいろう)」の巡礼地にもなっています。機会があれば、すべて巡ってみるのもいいですね。

五大堂

海に突き出るように建つ松島のシンボル

湾に浮かぶ松島のシンボル「五大堂」。坂上田村麻呂(さかのうえのたむらまろ)によって建立された毘沙門堂を起源とし、後に慈覚大師円仁が五大明王像を安置したことから名付けられました。現在の建物は、伊達政宗によって1604(慶長9)年に再建されたもので、東北地方最古の桃山建築です。宝形造(ほうぎょうづくり)の屋根には十二支の彫刻が施され、また内部には秘仏の五大明王像が祀られており、その美しさと歴史を感じることができます。五大堂の正面には、日本三景・松島の景色が広がり、松島湾を行き交う船をカメラに収められるフォトスポットに。反対側からは、福浦橋と福浦島が見えますよ。

福浦橋

良縁のパワースポットとして知られる

松島海岸東側に架かる朱塗りの「福浦橋」は、通称「出会い橋」として知られ、良縁の象徴として親しまれています。全長252mの橋は、松島海岸と「福浦島」を結び、ゆったり歩いて約7分で渡ることができます。夜には幻想的なライトアップが行われ、松島の雅な夜景を演出します(夜間は通行不可)。橋を渡った先にある福浦島は、面積約6ヘクタールの自然公園になっており、四季折々の草花や松島湾を楽しめるのが魅力です。2011年に発生した東日本大震災の際に橋脚の一部を損壊しましたが、台湾の景勝地・日月潭(リーユエタン)の船業者の方々からの義援金により2012年6月に修復。その縁から「絆の架け橋」とも称されています。

渡月橋(松島・雄島)

悪縁を断ち切るパワースポット

雄島(おしま)に架かる朱塗りの「渡月橋」。橋を渡るとすぐに「奥の細道 雄島」と書かれた碑が立っており、松尾芭蕉が訪れたことを物語ってくれます。渡月橋は、かつて僧侶たちが雄島へ渡る際、陸地の俗世との縁を断つ意味を持っていたことから、別名「別れ橋」とも呼ばれています。橋からは108の岩窟が見え、これらは昔、死者の浄土往生を祈るための石の塔婆や仏像が安置されていた場所なのだそう。渡月橋と岩窟の景色と共に、松島湾の美しい島々の風景を一望してみましょう。

松島地区漁業組合生かき直売所

獲れたての新鮮な牡蠣を販売、発送もOK

「松島地区漁業組合生かき直売所」は、松島の新鮮な牡蠣を提供するまさに“牡蠣の宝庫”。10月~翌3月の旬を迎える期間、漁業組合が運営するこの直売所では、獲れたての牡蠣を購入することができます。特に新鮮なむき身生牡蠣や加熱用の殻付き牡蠣の賞味期限は4日間と長く、地域外への発送も可能です。松島の牡蠣はお土産としても喜ばれること間違いなし! 鮮度抜群の美味を、嬉しい直売所価格で堪能しましょう。

松島レトロ館

大正・昭和レトロのアイテムがずらり

「松島レトロ館」は、大正・昭和時代の宝物が詰まった魅力的な博物館です。メンコやビー玉、ブリキのおもちゃなど、子ども時代の懐かしいアイテムが数多く展示されており、そのレトロな雰囲気はまるで大正・昭和の玉手箱のよう。これら約8,000点に及ぶ展示品には、昭和のゲーム、レコード、おもちゃ、生活雑貨品なども含まれています。当時の実用品や趣味のアイテムで、懐かしさを感じる世代の方にとっては心温まる体験となり、若い世代にとっては新鮮で興味深いものとなることでしょう。

観瀾亭・松島博物館

歴史的な建物と美しい自然が調和

県有形文化財に指定される歴史的な建物と美しい自然が調和した由緒ある「観瀾亭(かんらんてい)・松島博物館」。伊達政宗公が江戸の藩邸に移築したとされる伏見桃山城にあった一棟を、二代藩主・忠宗公がこの地に移したといわれています。この場所は歴代藩主が納涼や月見を楽しむための場として使われ、「月見御殿」とも呼ばれていました。観瀾亭の内部には極彩色の障壁画があり、秋にはお月見会も開催。松島湾を眺めながらお茶やお菓子を楽しむことができます。

松島直秀こけし製造 二八屋物産店

思い出を松島伝統のこけし作り体験で形に残そう

宮城県推奨品にも認定された 「松島直秀こけし」を製造・販売している「二八屋物産店」。松島産を中心とした東北の木材を使って、削りから絵付けまですべての工程を松島で行っている伝統的なこけしです。そのほかにも、東北の職人たちが製造したさまざまな種類のこけしや木製小物が並んでいます。さらに、自分だけのオリジナルこけしを作ることができる「こけしの絵付け体験」も人気です。お子さんから大人まで楽しめ、観光の記念にもなりますよ。

おわりに

松島の島々を巡る観光船から、新鮮な海の幸が楽しめるさかな市場、円通院や瑞巌寺などの古刹、そして松島の島々を結ぶ風光明媚な橋やユニークな博物館まで、松島周辺でコンパクトに回れる魅力的なスポットをご紹介しました。美と歴史、自然の美しさが交わる日本三景・松島でしか味わえない絶景や風情、そして地元の味覚を堪能しながら、大切な友だちや家族と心洗われるひとときをお楽しみください。

旅色編集部 いたがき

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記事企画・監修:旅色編集部 いたがき

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