【九州・宮崎県】歴史や自然を感じる旅へ!日南市のおすすめ観光スポット18選
2024/06/10
2024/02/09
春に宮崎旅行の予定がある方は必見。薄いピンク色の桜に包まれながら、春気分を満喫してみませんか? 宮崎県の桜は例年3月下旬に開花し、3月末~4月初めには満開となります。自然豊かな公園をはじめ、吊り橋や峠、寺院や古墳など、多彩なロケーションのお花見を楽しめるのが魅力。今回の記事では、そんな宮崎県内にある桜の名所を15カ所紹介。ロケーションに加えて、桜の見頃や観覧ポイントも要チェックです。春の宮崎県を肌で感じ、お花見を満喫しましょう。
この記事の目次
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「堀切(ほりきり)峠」は、日南(にちなん)海岸国定公園随一の景色を楽しめるスポットです。木々に囲まれたゆるやかな坂道を上りつめると、青い海と「鬼の洗濯板」といわれる波状岩の景色が広がります。また桜の名所としても有名。3月上旬~中旬にかけて桜が咲き誇り、美しさを倍増させます。桜の見頃になると、堀切峠から折生迫(おりゅうざこ)の道中を桜が迎えてくれるでしょう。遊歩道も整備され、歩きながら遠く山の中腹の山桜を眺めることができます。駐車場も完備されており、車で行きやすいロケーションなのも魅力です。
「垂水(だるみず)公園」は、標高約120.5mの垂水台地にある桜の名所です。周辺からは、約1万年前の旧石器時代に使用されていたと思われるナイフ形石器が発見され、旧石器時代の名残が漂うスポット。公園に通じる約1kmの「チェリーロード」は春になると桜の並木道へと様変わりし、華やかに咲き誇ります。桜の見頃は例年3月下旬~4月上旬で、並木道や公園内に植えられている桜は合わせて約3,500本。ソメイヨシノが約2,800本、八重桜・山桜が約300本ずつ、彼岸桜が約100本と種類が豊富です。さまざまな種類の桜で彩られたトンネルを観賞してみては?
垂水公園
「宮崎市久峰(ひさみね)総合公園」は、展望台から海を一望できる開放感あふれるスポットです。園内には、巨大なロープを使用したジャングルジムや、全長37mのロングローラーすべり台などの遊具、ピクニック広場やスポーツ施設などが揃っています。3月下旬~4月上旬を迎えると、ソメイヨシノや山桜、八重桜などが公園を囲むように咲き誇ります。また、期間中にはお祭りイベントや夜間のライトアップが開催されるため、楽しいお花見を満喫できるでしょう。
宮崎市久峰総合公園
標高120mに位置する「天ヶ城(あまがじょう)公園」は、宮崎市街地や海を望む絶景スポットです。園内には、遊具を使って遊べる広場や野球場、体育館や歴史民俗資料館などの施設が併設されています。市内でも有名な花の名所で、春には「千本桜」と称される約1,300本のソメイヨシノが咲き誇り、約5万本のツツジとともに楽しむことができます。桜の見頃は、3月下旬~4月上旬。特に、資料館の展望台からは満開の桜に包まれている城郭が眼下に広がり、絶景の映えスポットとなっています。また、「さくらまつり」も開催され、期間中は夜桜のライトアップも楽しめますよ。
天ヶ城公園
「綾の照葉大吊橋(あやのてるはおおつりはし)」は、高さ142m・長さ250mと国内最大規模を誇る“歩く吊り橋”として有名です。ユネスコエコパークに登録された「綾の森」を満喫できるスポットです。照葉樹森に囲まれた吊り橋を渡ると、網目状の歩道部分から綾川渓谷(あやがわけいこく)を真下に見られ、迫力満点。3月中旬~下旬になると、周囲の森に約3,000本の山桜が咲き誇ります。緑輝く照葉樹林の中に、やわらかい印象のピンク色の山桜がところどころ咲く情景は、この時期にしか見られない特別な景色です。
照葉大吊橋
「綾馬事(あやばじ)公苑」は、近くで馬に触れ合える県内有数の乗馬クラブです。引き馬や乗馬体験ができ、子どもから大人まで誰でも気軽に楽しめます。約2万本の花々に彩られる直径28mの巨大な花時計があることでも有名。3月下旬~4月上旬になると、苑内の約1,300本のソメイヨシノが見頃を迎えます。咲き誇る桜を眺めながらの乗馬体験は、まさに非日常体験! さらに、花時計の花々も周囲を華やかに彩り、気持ちを晴れやかにしてくれますよ。
綾馬事公苑
「母智丘(もちお)公園」は、都城市(みやこのじょうし)の西側に位置する自然公園です。丘の頂上には「母智丘神社」が立ち、神社に続く約2kmの桜並木道は「日本の桜名所100選」に選ばれています。丘の上の神社から見下ろすと、ふわふわの桜の絨毯が広がっているように見えるので、ぜひ参拝してみて。園内にはソメイヨシノをはじめ、山桜や八重桜など約2,600本の桜が咲き誇り、例年3月下旬~4月上旬に見頃を迎えます。期間中はお祭りが開催され、民俗芸能の披露や多くの出店でにぎわいを見せます。夜には美しくライトアップされ、昼間とは違う装いの桜を楽しめますよ。
母智丘公園
「観音池公園」は、東京ドーム約13個分と敷地面積63ヘクタールの広大な公園。県内唯一の観覧車や、全長約720mの九州最長のスライダーのほか、温泉施設やキャンプ場も完備されており、充実した1日を過ごすことができます。桜の名所としても知られ、見頃は3月下旬~4月上旬。約5,000本のソメイヨシノと、約5万本のツツジが広大な公園に彩りを与えます。公園内に続く約2kmの桜並木道は「ふるさとの坂道30選」に選ばれており、その迫力ある美しさにきっと感銘を受けますよ。
観音池公園
「西都原(さいとばる)古墳群」は、東西2.6km・南北4.2kmの広大な敷地に、形も規模もさまざまな300基以上の古墳が点在する日本最大級の特別史跡です。天皇家の御陵墓として宮内庁の管理下にある陵墓参考地(りょうぼさんこうち)の、「女狭穂塚(めさほづか)」や「男狭穂塚(おさほづか)」があります。3月下旬~4月上旬になると、約2,000本の八重桜とソメイヨシノのほか、約30万本の菜の花と約6,500本のツツジが咲き誇ります。新緑と桜、菜の花、ツツジなどのコラボレーションを、古代の風を感じながら堪能できるでしょう。
西都原古墳群
「上米(かみよね)公園」は、都城(みやこのじょう)盆地を一望できる高台に位置し、子どもが遊べる大小の遊具が揃っています。また、大人の方も楽しめるパークゴルフ場や、散策にピッタリな大きなため池もあります。例年3月下旬~4月上旬になると、約500本のソメイヨシノが見頃を迎えます。ため池近くに広がって咲き誇る桜は夜になるとライトアップされ、息をのむほどの美しさです。
上米公園
「浄泉寺(じょうせんじ)」は、江戸時代の初期に建てられた歴史ある寺院です。境内には、県の天然記念物に指定されている樹齢約300年のしだれ桜が植えられています。このしだれ桜は、乗換案内のジョルダンによる、日本全国にある約1,500件のお花見スポット情報サイト「花見特集2024」に掲載され、宮崎県内で第2位に選ばれた人気のスポット。見頃は3月下旬~4月上旬で、扇形に広がった枝いっぱいに淡い紅色の美しい花を咲かせてくれます。
浄専寺しだれ桜
「遠見山(とおみやま)森林公園」は、標高約308mの場所に位置し、日向灘から細島港、ビロウ島等の島々を見渡せる憩いの場所。山頂にある遠見山展望台からは、360度の広大な景色を一望できます。例年3月下旬~4月上旬になると、山桜やソメイヨシノは見頃を迎え、モクレンやツツジがさらなる華やぎを添えます。特に、展望台から一望できる新緑の中から顔を出す桜と、その背景に広がる青い空や海が絶景です。
遠見山森林公園
「舞鶴公園」は、高鍋城の跡地を整備した史跡公園であり、舞鶴神社や高鍋城跡の石垣などの歴史が感じられる場所です。例年3月下旬~4月上旬になると、約1,000本の山桜やソメイヨシノが見頃を迎えます。3月下旬に開催される「高鍋城址桜まつり」では物産展やクラフト市などが催され、多いににぎわいを見せます。夜間にはライトアップも行われるため、美しい夜桜を堪能できますよ。
舞鶴公園
「延岡城跡・城山(のべおかじょうせき・しろやま)公園」には、九州内でも有数の高さを誇る約19mの「千人殺しの石垣」があります。2017年に「続日本100名城」に選ばれました。3月下旬~4月上旬になると、園内の約300本のソメイヨシノが見頃を迎えます。桜の見頃に訪れれば、石垣を包み込むように咲き誇る情緒ある景色に心打たれること間違いなし。また、夜間は灯りがともされ、昼間に見る桜とは一味違った幻想的な夜桜を満喫できます。
延岡城跡・城山公園
「花立(はなだて)公園」は標高約489mに位置する、東京ドーム約4.2個分の広さ(約20ヘクタール)を持つ公園です。園内には遊歩道や休憩所、展望台が整備され、散策にもぴったり。展望台からはゴルフ場や太平洋を一望できます。3月下旬~4月上旬になると、約1万本のソメイヨシノや山桜などが咲き誇り、山の緑と桜の薄ピンク色のコントラストが美しい絶景に包まれます。桜の見頃を迎えるとお祭りが開催され、お子さんが楽しめるゲームやステージイベントなどが盛りだくさんで、活気ある花見を満喫できますよ。
花立公園
宮崎県のお花見に最適な桜の名所15選をご紹介しました。宮崎県内の桜の名所には、自然豊かなスポットが多く山桜が見られること、菜の花やツツジなど春の花々との競演も楽しめるのが特徴です。お祭りやライトアップなどのイベントも見逃せません。ただし、それぞれ桜の開花時期が異なるため、訪れる予定のスポットの情報収集は怠らないようにしましょう。この記事を参考にして宮崎県の桜の名所を訪れ、春気分を満喫してください。
参考になりましたか? 旅行・おでかけの際に活用してみてください。
記事企画・監修:旅色編集部 おおもり
ライター:Shino