【愛媛・新居浜観光】別子銅山とあわせて行きたいおすすめの観光スポット11選

2023/12/12

【愛媛・新居浜観光】別子銅山とあわせて行きたいおすすめの観光スポット11選

愛媛県東部に位置し、北は瀬戸内海、南は四国山地に面した、海と山に囲まれた自然豊かな新居浜市。元禄4(1691)年の別子銅山開坑によって栄えたまちで、沿岸地帯は工場群が見られる、四国屈指の臨海工業都市としても知られています。市内屈指の観光スポットである別子銅山をはじめ、圧巻の景色が見られる絶景観光地が多く、訪れるなら自然の美しい春や秋がベストシーズンです。そこで今回は、別子銅山とあわせて行きたいおすすめの観光スポットをご紹介! ぜひおでかけ前の参考にしてください。

【新居浜市・立川町】マイントピア別子

体験施設から産業遺産まで見どころ満載のテーマパーク

「マイントピア別子」は、昭和5(1930)年から閉山まで、別子銅山の採鉱本部が置かれた場所に作られた銅山テーマパークです。敷地は約6万平方メートルにもおよび、「端出場ゾーン」と「東平ゾーン」の2つのエリアにわかれているのが特徴。「端出場ゾーン」には、売店やレストランが併設するマイントピア本館や、銅山の歴史を学べる観光坑道といった施設が点在していおり、旧水力発電所などの産業遺産も見学できます。

【新居浜市・立川町】マイントピア別子・東平ゾーン

“東洋のマチュピチュ”を見学!

「端出場ゾーン」から車で30分ほどでアクセスできる「東平ゾーン」は、“東洋のマチュピチュ”とよばれる見事な景観が有名です。昭和43(1968)年に休止するまで鉱山町としてにぎわった地で、最盛期には5,000人が住んでいたといわれています。現在は見学しやすいように、駐車場や遊歩道、トイレが整備されており、銅山の関連施設を見学できます。3~11月のみの開園なのでご注意を。

【新居浜市・立川町】東平歴史資料館

東平ゾーンにある資料館で別子銅山の歴史を学ぶ

「マイントピア別子」の東平ゾーンにある資料館。鉱山の町としてにぎわった東平の歴史や生活文化を、往時の街並みを再現したジオラマや映像などの展示を通じて学ぶことができます。そのほか、銅にかかわる色々な製品や、鉱石、赤石山系の自然についての展示も充実しています。入館無料なので、気軽に立ち寄れるのも嬉しいポイントです。

【新居浜市・滝の宮町】滝の宮公園

親子で訪れるならココ!新居浜市の代表的な公園

「滝の宮公園」は、市街地の近くにありながら、豊かな自然が楽しめる公園です。公園の各所には、ソメイヨシノをはじめとした約1,500本もの桜が植栽されており、春は桜の名所として毎年多くの花見客でにぎわいます。園内の大型複合遊具は2022年1月にリニューアルされ、整った設備でのびのびと遊ぶことができると評判です。そのほか、動物舎や2カ所の展望台などもあり、1日を通して楽しむことができます。

【新居浜市・上原】広瀬歴史記念館

日本の近代産業の歩みを学ぼう

幕末・明治の時代に、別子銅山の近代化を推進した、住友家初代総理事・広瀬 宰平(ひろせ さいへい)氏。記念館は、国家の発展にも貢献したという氏の業績をたどる展示館と、国指定重要文化財である旧広瀬邸の2つの建物で構成されています。記念館内では、さまざまな角度から日本の近代化に向けての変遷を学べます。学習だけでなく、旧広瀬邸の2階にある望煙楼からは新居浜市を一望できたり、国の名勝に指定されている広瀬公園では四季折々の風景が楽しめたりと、多彩な見どころがある施設です。

【新居浜市・山根町】瑞應寺

修行道場として知られる寺院で禅の世界にふれよう

別子山の麓に位置する「瑞應寺」は、曹洞宗の寺院です。現在は、禅門修行道場として学僧が修行を行っており、境内では修行風景が見られることもあります。11月頃になると、愛媛県の天然記念物に指定されている樹齢800年の大イチョウが黄葉し、美しい風景を求めて多くの人々が訪れます。毎週日曜日には坐禅体験も無料で実施しています。

【新居浜市・角野新田町】別子銅山記念館

貴重な史料で別子銅山の歴史を学びつくす

元禄4(1691)年の開坑から、昭和48(1973)年に閉山するまで、江戸から昭和の4時代283年にわたり、銅を産出し続けた別子銅山。「別子銅山記念館」では、5つのコーナーにわかれた館内で、貴重な資料を通じて別子銅山の歴史を学べます。鉱石輸送用鉄道で使用するためにドイツで製造された「第1号蒸気機関車」をはじめとした、貴重な歴史遺産は大きな見どころのひとつ。全長約700kmにもおよぶ坑道の模型も展示されています。

【新居浜市・大生院】愛媛県総合科学博物館

科学技術館 体験コーナー

竜巻発生装置

幅広い年代で楽しめる科学博物館

最大の見どころは、世界最大級の直径30mのドームスクリーンを備えるプラネタリウム。これまで再現不可能だった小さな星まで投影され、まるで宇宙に飛び込んだかのような臨場感を味わうことができます。常設展示は、自然館・科学技術館・産業館の3つのスペースにわかれています。科学技術館では、人間万華鏡や竜巻にふれられる装置といった体験型展示が充実。大人から子供までが楽しみながら学習できる、家族で訪れるのにぴったりなスポットです。

【新居浜市・立川地区】別子ライン

写真提供:(一社)新居浜市観光物産協会

季節ごとの絶景を眺められる景勝地

新居浜市内の中心部を流れる国領川(こくりょうがわ)の上流約10㎞に広がる、渓谷景勝地。ドイツのライン川の渓谷美に似ていることからその名がつけられたといわれています。春の桜や夏の新緑、秋の紅葉といった四季折々の景観が魅力で、1年を通じて多くの行楽客が訪れています。別子ライン沿いには県道47号線が通っており、ドライブコースとしても人気です。

【新居浜市・立川町】遠登志橋

レトロな雰囲気が人気の鋼アーチ橋

「遠登志橋(おとしばし)」は、明治38(1905)年に、排水路橋と人道の併用橋(橋長約48m)として架設されました。明治期にかけられた鋼アーチ橋としては、国内最古級の橋です。平成5(1993)年には、アーチ橋の直上に新しく吊り橋を架けて、現状保存を図っており、平成17(2005)年には国の登録有形文化財に指定されました。

【新居浜市・立川町】別子の湖(鹿森ダム湖)

写真提供:(一社)新居浜市観光物産協会

豊かな緑に囲まれたダム湖で自然風景を楽しもう

昭和37(1962)年、小女郎川(こじょろうがわ)に建設された鹿森ダムによってできた人造湖。県指定名勝である「別子ライン」にも属しており、両岸の緑が湖面に映り込む絶景を眺めることができます。春の新緑、秋の紅葉と、四季折々の風景が眺められるのもポイント。別子銅山に訪れた際は、ぜひあわせて足を運んでみてくださいね。

おわりに

新大阪駅から電車で約2時間30分と、関西方面からのアクセスもしやすい新居浜市には、観光名所の別子銅山以外にも、多彩な観光スポットが充実しています。ぜひ、今度の休日は新居浜市に訪れて、その歴史文化にふれてみてはいかがでしょうか。

旅色編集部 おおもり

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記事企画・監修:旅色編集部 おおもり

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