【甲信越】新潟観光で行きたいおすすめ道の駅15選
2024/02/16
令和6年能登半島地震の影響により当該地域の交通網や施設等へ被害が出ている場合があります。
ご旅行を検討の際には各種報道や行政からの発表内容を必ず事前にご確認ください。
2023/10/19
新潟県にあって、本土との最短距離約30㎞に位置する「佐渡島」は、日本海側では最大の離島です。島の面積は約855平方キロメートル。東京23区の約1.5倍もあり、四季折々で楽しめる雄大な自然の景色をはじめ、佐渡金山など歴史の趣あるスポットや、島情緒あふれるスポットなどが点在しています。今回は、新潟観光で絶対外せない離島・佐渡島の魅力を実感できる定番スポットを紹介します。
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昔から佐渡島・小木地区に伝わる「たらい舟」は、元々狭い岩場などで小回りが効いて便利なことからサザエやアワビ漁などに使われていた「洗濯桶」を改良したもの。現在は旅情感あふれる佐渡観光の目玉として誰でも楽しむことができる人気コンテンツになっています。観光用のたらい舟は実際に漁で使う舟よりもひと回り大きく作られており、安定感も抜群。女性の船頭さんが巧みに操るたらい舟で、気軽に海上散歩を楽しむことができます。
たらい舟力屋観光汽船
佐渡観光汽船小木港ターミナルにあるショッピングセンター。海産物や銘酒、伝統工芸品、銘菓など佐渡島名物が一堂に集まります。旅の初めや終わりに必ず立ち寄りたいスポットです。喫茶&レストランも併設しており、名物の「いか釜めし」をはじめ新鮮魚介を使った定食などを味わうことができます。
おみやげ市場 小木家
古くより小木半島の人々の生活に欠かすことができない漁具として定着していた半切りで、周辺の岩場をめぐるスローなツアーが人気です。半切りは地元の言葉で「たらい舟」のこと。杉と竹だけを使って一艘一艘手作りされた半切りに乗って、船頭さんの案内のもと周辺を海上散歩することができます。背後に江戸時代にタイムスリップしたような宿根木の情緒あふれる風景が広がる中、優雅なひとときを過ごせますよ。
宿根木・はんぎり
明治5(1872)年創業の老舗酒蔵。佐渡を愛する杜氏が造る佐渡ならではの銘酒・北雪は、サラリとした味わいの辛口酒で、創業以来守り受け継がれてきた伝統の技に加えて、音楽や超音波振動を与えた熟成酒、遠心分離機による搾りなど革新的な手法を積極的に取り入れて造られたものです。酒米作りから徹底的にこだわって造られた日本酒は、ニューヨークやロンドンなど世界中のセレブを魅了するレストランNOBUでも愛飲されています。
北雪酒造
慶長6(1601)年に山師3人によって開山されたと伝わり、江戸時代には徳川幕府直轄の天領として栄えた「佐渡金山」は、平成元(1989)年に操業を休止するまで約400年に及ぶ長きに渡って金銀鉱石の採掘が行われてきた場所です。日本最大の金銀山でもある佐渡金山の坑道の総延長は約400㎞にも及ぶ巨大なもの。現在はその一部を開放して、時代ごとの金銀鉱石採掘の様子がわかる基本的なコースや、道遊坑を利用したアトラクションが楽しめるコースなど、さまざまな観光コースが設けられています。
佐渡金山
日本で最初に金銀鉱石の浮遊選鉱法を採用した巨大施設の跡地。当時、鉱石の処理鉱量は1カ月で約5万トン以上に達していたとされ、設備の規模は東洋一とうたわれました。現在も相川の北沢地区にその遺構が残り、スタジアムのような形をした「シックナー」と呼ばれる施設や、レンガ造りの火力発電所跡などを見ることができます。期間限定で夜間ライトアップも行われるので要チェック!
佐渡金山によって繁栄した相川地区に伝わる伝統工芸を学べる体験施設。金山から採土した陶土を使う無名異焼(むみょういやき)のロクロ体験や、裂いた古い布をネマリバタと呼ばれる織り機で織る裂織(さきおり)が体験できます。どちらもスタッフが丁寧に指導してくれるので初心者でも安心です。館内には、佐渡の作家による陶芸や裂織の作品を展示。こちらもチェックしてみてください。
相川技能伝承展示館
佐渡金山の中でも、江戸時代の開発初期に採掘地とされていた露天掘りの跡地。巨大な金脈を堀り進むうちに山がV字型に割れたような姿になっており、山頂部の割れ目は幅約30m、深さ約74mもあるスケールの大きなものです。当時、大規模な開発が行われたことがしのばれる採掘跡をぜひ見学してみてください。
道遊の割戸
「尖閣湾」は、約3㎞の海岸に広がる5つの小湾の総称。天下の絶景と賞され世界一と呼ばれている北欧ノルウェーのハルダンゲル峡湾の景観に勝るとも劣らず、直訳されてこの名がつきました。「尖閣湾揚島遊園」は尖閣湾の「第5景 揚島峡湾」に建つ観光施設で、展望台からはダイナミックな海景色を一望できます。4つの峡湾を遊覧する海中透視船や、水族館がリニューアルした「あげしま海のでじたる館」も要チェック!
尖閣湾揚島遊園
ゴツゴツした岩肌が続く長手岬に建つ白亜の灯台。海岸は太古の昔の火山活動の噴出物によって形成されたもので、海岸を歩くと目に留まる緑色の岩がその証拠のひとつだと言われています。夕日の名所としても知られ、真っ赤に染まる海と岩肌、白い灯台とのコラボレーションが幻想的な風景を作り出します。
長手岬灯台
酒造りの三大要素と言われる「米」「水」「人」に、それらを育む生産地の「佐渡」を加えた「四宝和醸」(しほうわじょう)を掲げ、佐渡の自然と文化を活かした酒造りを行う老舗酒蔵。減農薬・減化学肥料による酒米を使って造る酒「真野鶴」は、国内外の数々の栄誉ある賞を受賞した銘酒で、国内のみならず世界で愛されている逸品です。蔵見学では酒造りの工程をビデオで紹介。試飲コーナーでは、蔵元限定酒など約10種類の利き酒ができます。
尾畑酒造(見学)
畑野から多田に抜ける国道181号線沿い、小倉ダム近くの山の傾斜に広がる美しい棚田が「小倉の棚田」と呼ばれるスポットです。日本の原風景ともえる牧歌的な景色は、雨水など天水だけに依存している水田で、約13坪の小さな田が128枚も続きます。江戸時代の金山の繁栄に伴って開墾されたといわれており、休耕田や荒廃田になりかけた時期を乗り越え、平成20(2008)年頃からは棚田オーナー制度を取り入れながら管理・保全に取り組んでいます。
小倉の棚田
約1000年の歴史を持ち、佐渡最古と伝わる「西三川砂金山」の跡地に建つ体験型資料館。展示室には、金の特性や歴史がわかるさまざまな資料が展示されています。人気の「砂金採り体験」は、誰でも簡単にチャレンジすることができ、採った砂金はストラップやペンダントなどに有料で加工してもらえます。お菓子や貴金属などオリジナルアイテムを販売するショップも併設されているので、帰りにぜひ立ち寄って!
佐渡西三川ゴールドパーク
かつては日本全土に生息していたトキ。環境破壊などさまざまな理由で一度は日本の自然から姿を消してしまいましたが、その後、中国から贈呈されたトキの人工増殖が成功、現在では毎年数十羽のヒナが育っています。「トキの森公園」内には「トキ資料展示館」や「トキふれあいプラザ」などトキに関する施設が点在しており、「トキふれあいプラザ」ではケージ内で飼育されているトキを間近に見ることができます。
トキの森公園
佐渡汽船両津ターミナル直結のショッピング街。通路の両側に「佐渡汽船商事」や「エビス商事」をはじめとした店舗が立ち並び、地酒、海産物、銘菓、工芸品などの佐渡土産が豊富に揃います。中でもおすすめは、佐渡汽船創立110周年企画品の「ご宝瓶(ごほうびん)」! 佐渡が誇る食材を詰めた商品で、5秒で手軽に海鮮丼が作れる優れ物です。このほか、「利き酒サーバー」では地酒の試飲ができます。佐渡島から旅立つ前にぜひ立ち寄ってみてください。
シータウン商店街
たらい舟など、今も独特の文化が残る佐渡島。今回は、ここでしか見られない絶景や、金山で栄えた歴史の足跡を辿る、離島ならではのスポットを紹介しました。島内では、小木港と両津港という2つの港を起点としてレンタカーなどを利用する車移動が基本ですが、レンタサイクルや定期観光バスを利用する方法もあります。都会で暮らす人にとっては、見るものすべてが新鮮な非日常体験になるはず! 今度の休日は、ぜひ佐渡島まで足を伸ばしてみてください。
掲載情報の一部の著作権は提供元企業等に帰属します。たらい舟力屋観光汽船
小木港より車すぐ
おみやげ市場 小木家
小木港から徒歩すぐ
宿根木・はんぎり
小木港より車約10分
北雪酒造
小木港より車約25分
佐渡金山
両津港より車約50分
北沢浮遊選鉱場跡
両津港より車約50分
相川技能伝承展示館
両津港から車で約50分
道遊の割戸
両津港より車約50分
尖閣湾揚島遊園
両津港より車約1時間
長手岬灯台
小木港から車で60分
尾畑酒造(見学)
両津港から新潟交通佐渡南線真野経由佐和田行きバスで40分、真野新町下車、徒歩10分
小倉の棚田
両津港からタクシーで30分
佐渡西三川ゴールドパーク
小木港から車で20分
トキの森公園
両津港より車約15分
シータウン商店街
両津港から徒歩すぐ