【善光寺周辺観光】ここにも行くべき!おすすめのスポット15選

2023/10/19

【善光寺周辺観光】ここにも行くべき!おすすめのスポット15選

長野を代表する観光名所「善光寺」。創建は642年の無宗派の寺院で、日本最古の「一光三尊阿弥陀如来(いっこうさんぞんあみだにょらい)」を御本尊とすることから信仰を集めています。国宝に指定されている本堂や貫禄のある仁王像、建設当時のままに復元されている荘厳な山門には特に注目を。ゆっくり見て回りたい方は、所要時間60分ほどを目安にスケジュールを立てておきましょう。善光寺を参拝したあとは、仁王門と山門の間に広がる「仲見世通り」が定番スポットとして有名ですが、周辺には国内でも有数のパワースポットでも知られる「戸隠神社(とがくしじんじゃ)」や美術館、動物園など、立ち寄りたくなる場所がたくさん。今回は厳選した15選を紹介しますので、善光寺に訪れる際の参考にしてみてください。

①信州 善光寺 仲見世通り

たくさんの飲食店が立ち並ぶ善光寺から続く通り

「信州 善光寺 仲見世通り」は、善光寺の仁王門から山門にかけて約200mにわたる石畳の通り。参道脇に宿坊や飲食店、土産店など50ほどの店が連なります。季節の催しもあり、いつもたくさんの参拝客でにぎわっています。特に食事処、カフェや甘味処などの飲食店が多く、ランチや食べ歩きには最適。また各店では、心温まる郷土の銘産・民芸品を用意しているので、お土産選びも楽しめます。善光寺に参拝の際には必ず立ち寄りたい定番スポットです。

②八幡屋礒五郎 本店

辛味と香りの調和のとれた独特の味わいが特徴

創業280年以上の歴史を誇る老舗「根元 八幡屋礒五郎(こんげん やわたやいそごろう)」。定番商品「七味唐からし」をはじめとする各種七味・一味の商品、詰め合わせやオリジナルグッズ、各種調味料などを販売しています。善光寺のお膝元、大門町に位置する本店は、八幡屋礒五郎の発信基地。全商品のラインナップを販売するほか、客の好みに合わせた七味の調合サービス「カスタムブレンド」を行っています。パッケージが可愛らしく、お土産に最適です。

③長野県立美術館

エントランス

水辺テラス

風テラス

善光寺の東隣にある美術館

「長野県立美術館」は、開館以来「長野県信濃美術館」の名前で親しまれてきましたが、2021(令和3)年、本館の新築を機に長野県立美術館に改称。「鑑賞」「学び」「交流」「研究」という4つの柱を軸に、郷土作家の作品・信州の風景画を中心とした近現代美術の収集とコレクション展や企画展の開催などを積極的に行っています。美術館の屋上からは、善光寺周辺の見事な景色や美しい里山の情景を一望できます。

④長野市城山動物園

動物と触れ合ったり、遊具で遊んだり、子連れにも人気の動物園

善光寺に隣接する城山公園内にある入場料無料の都市型動物園「長野市城山動物園」。自然環境に恵まれ、周辺には少年科学センター・美術館・各種運動施設が点在、また桜の名所として、市民だけでなく全国の人々に親しまれている総合レクリエーション施設です。動物展示のほか、大小遊具類をそろえた遊園地的要素があるので、お子さんも思い切り楽しめます。

⑤松代城跡

武田信玄により築城された松代城跡

「松代城跡」は、武田信玄により築城された松代城の城跡。明治の廃城にともない、長い間石垣を残すのみでしたが、1981(昭和56)年、国の史跡に指定され、2004(平成16)年には櫓門・木橋・石垣・土塁・堀などが復元されました。毎年春は桜の名所としてにぎわいます。見どころは城の本丸正面に位置し、松代城で最も大きい門「太鼓門」。藩士に登城時刻を知らせたり、緊急連絡をしたりするための太鼓が備えられていたため、太鼓門と呼ばれています。

⑥あんずの里アグリパーク

子連れにもおすすめの農園

「あんずの里アグリパーク」は、衛生的で近代的な水耕栽培で育てた、酸味のほとんどない甘いいちご「章姫(あきひめ)」が栽培されているテーマパーク型農園です。シーズン前半は大粒のいちごが食べられるので早い時期に訪れるのがおすすめ。要予約となる場合に備え、行く前には問い合わせるようにしましょう。10月下旬頃になるとみかん狩りも開催。軽食喫茶やキッズスペースも完備されており、子連れにもぴったりのスポットです。

⑦栗の小径

土色の壁と瓦屋根のコントラストで情緒ある小径

「栗」が有名な信州・小布施。町の中心部には栗を使ったスイーツを食べられる菓子店が数多くあります。名産の栗の木の間伐材を敷きつめた遊歩道「栗の小径」は、1980年代に始まった町並み修景事業の一環として作られました。木の柔らかさが足に伝わってくる小さな可愛い小径で、土色の壁と瓦屋根がコントラストとなって情緒ある空間を生み出しています。とても風情があり、散策するには最適。北斎館入り口を背にして、高井鴻山記念館東門へと抜けていきます。

⑧北斎館

葛飾北斎の画業を広く楽しめる

信州小布施は、江戸時代の浮世絵師・葛飾北斎が晩年に何度も逗留し、画業の集大成をはかった場所です。「北斎館」は、北斎の専門美術館として1976(昭和51)年に開館しました。館内には、長野県宝に指定されている祭屋台と4面の天井絵を中心に、肉筆画・錦絵・版本などの作品が展示され、その画業を広く楽しむことができます。ショップでは額絵や色紙などのインテリア・バリエーション豊富なTシャツ・文具や図書など関連グッズを数多く販売中。観賞後はこちらも要チェックです。

⑨道の駅 オアシスおぶせ

家族で一日楽しめる憩いの広場

上信越道の小布施スマートIC出入口前に位置し、高速道路を降りずに利用できる便利な立地にある「道の駅 オアシスおぶせ」。土産処には、小布施老舗5店舗の栗菓子以外にも、地元産ジャムなどが並び、食事処では炊き立ての栗おこわが購入できます。おすすめは地元の方からも人気の商品「栗くるみゆべし」。小布施産の栗みつと信州産のしょうゆを使用した生地に栗粒とくるみが練りこまれ、栗本来の味が楽しめます。お土産に喜ばれること間違いなし!

⑩戸隠神社 宝光社

神仏習合時代の面影を残す荘厳な社殿

「戸隠神社 宝光社」は、霊山戸隠山のふもと、奥社・中社・宝光社・九頭龍社・火之御子社の五社からなる戸隠神社のひとつです。戸隠の玄関口に位置します。杉の古木の中、約270段の石段を登ると神仏習合時代の面影を残す荘厳な社殿が現れ、その荘厳さは多くの信者の尊信を集めています。祭神は中社祭神の御子神様で、開拓、学問技芸、裁縫の神、安産の神、女性や子どもの守り神として御神徳があります。

⑪戸隠神社 火之御子社

夫婦杉と西行桜は必見

五社からなる戸隠神社のひとつ「戸隠神社 火之御子社」は、1098(承徳2)年頃の創建といわれています。岩戸の前で舞われた天鈿女命が主祭神。ほかに三柱の神様を祀っており、舞楽芸能の神、縁結びの神、火防の神として尊崇されています。境内には樹齢500年を超える「夫婦の杉(二本杉)」と有名な西行桜があり、近年参拝者が多く訪れるスポットです。

⑫戸隠神社 中社

樹齢700年を超える御神木と三本杉がそびえる

五社からなる戸隠神社のひとつ「戸隠神社 中社」は、学業成就、商売繁盛、開運、厄除、家内安全に御神徳があるとされています。社殿天井には、2003(平成15)年に復元された狩野派の天才絵師・河鍋暁斎によって描かれた「龍の天井絵」が。また、境内には樹齢700年を超えるご神木、樹齢800年を超える三本杉があり、戸隠神社の社務所が置かれています。

⑬鏡池

パワースポットとしても注目のビューポイント

水面に、まるで鏡のように戸隠連峰の山々を映し出すところからその名が付けられた、屈指のビューポイントがこちら。穏やかな水面が特徴の池と、四季折々の自然に囲まれた空間で心静かに過ごせそう。最近では霊気が宿る神秘的なパワースポットとして、人気を集めています。鏡池は1周するのに約30分。森林浴を楽しめる遊歩道があるので、のんびりと散策してみては。

⑭戸隠神社 奥社

力強い神様よりパワーを分けてもらおう

「戸隠神社 奥社」は、戸隠神社の本社です。岩戸の扉を投げ隠したという御祭神の天手力雄命(あめのたぢからおのみこと)は、高天原一の力の神。開運、心願成就、五穀豊熟、スポーツ必勝などのご利益があるとされています。周囲の森は伐採を禁じられたため、原生林のまま豊かな森を残しているのも特徴です。木の間から日の光が差し込む光景は、どこか神秘的な雰囲気を漂わせています。

⑮戸隠神社 九頭龍社

戸隠神社のなかで最古のお社

最後に紹介する「戸隠神社 九頭龍社」は、戸隠神社五社の中で最古の歴史を持つ、戸隠の地主の神様です。ご祭神は九頭龍大神(くずりゅうのおおかみ)。鎮座の年月は不詳ですが、古来より、鳥居川・楠川・裾花川・そして地下水脈を通じて越後まで水を司る神として祀られてきたことから、治水や雨乞いに御利益があるのだとか。心願成就のご神徳がとても高く、ほかにも虫歯の神、縁結びの神として尊信されています。

おわりに

善光寺の周辺には、参道の飲食店やお土産処のほかにも、お子さんが楽しめる動物園や農園、絶景のビュースポットなどさまざまな観光地が点在しています。参拝の際は、ゆっくりと参道や仲見世通りを散策して古き良き文化を感じながら、気になるスポットを訪れてみてください。

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