更新日:2024/04/30
【全国】日本に生息する野生動物を求めて。かわいい動物に癒やされる旅行プラン12選
野生動物の魅力といえば、野生下ならではの行動や習性を観察できるところ。群れを作って行動したり、自分たちで食べ物を探したりする姿は、動物園では見られない光景といえます。全国には野生動物と触れ合えるところが多くあり、海や山の自然豊かな場所に施設があるのが特徴。ここでは、子どもに人気の動物に出会える公園や島をはじめ、非日常を感じられるホエールウォッチングなど、日本在来の動物と触れ合える旅行プラン12選をご紹介します。
この記事の目次
- ①【長崎県・南島原イルカウォッチング】野生イルカを間近で見る感動体験の旅
- ②【熊本県・天草海鮮蔵・天草イルカウォッチングセンター】熊本でイルカウォッチングと世界遺産を満喫する家族旅行
- ③【宮崎県・都井岬】大自然の中で野生の馬と触れ合う友だち旅
- ④【高知県・大方ホエールウォッチング】土佐湾を優雅に泳ぐニタリクジラと出会う旅
- ⑤【香川県・小豆島銚子渓 自然動物園 お猿の国】小豆島の絶景と野生のサルに癒やされる旅
- ⑥【広島県・宮島】古くから野生のシカが生息する宮島を堪能する旅
- ⑦【広島県・大久野島】地図から消された島に生息する野ウサギと触れ合う旅
- ⑧【奈良県・奈良公園】世界遺産や国宝が点在する奈良公園のシカを愛でる旅
- ⑨【京都府・嵐山モンキーパークいわたやま】京都の人気観光地「嵐山」でサルたちと戯れる女子旅
- ⑩【長野県・地獄谷野猿公苑】まるで人間!温泉に浸かるかわいいサルを観察する夫婦旅
- ⑪【北海道・阿寒国際ツルセンター】北海道を代表する鳥「タンチョウ」に出会う旅
- ⑫【沖縄県・セルリアンブルー】冬限定!迫力満点のホエールウォッチングの旅
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子どもが動物と触れ合うメリットって?
子どもは、野生動物と触れ合うことで心が安定し、思いやりの心が育つといわれています。また、生き物に興味を持つことで「もっと生き物について知りたい」といった探求心や好奇心なども芽生えます。動物と触れ合うことは子どもにとって大きなメリットをもたらし、命の尊さを学べるきっかけにもなるのです。こちらでご紹介する旅行プランは、小さなお子さんがいるご家族にピッタリ。もちろん、動物好きの方や動物に癒やしを求めている方の旅にもおすすめですよ。
①【長崎県・南島原イルカウォッチング】野生イルカを間近で見る感動体験の旅
自然と野生の動物と触れ合える旅がしたいなら、こちらのプランはいかが? 「南島原イルカウォッチング」では、早崎海峡に生息する野生のイルカを通年観察することが可能。約200頭ものイルカが群れて泳ぐ姿に、参加者からは感動の声が聞かれるほどです。天気やイルカがいる場所、その数など出航のたびに条件は異なりますが、高確率でイルカに出会えます。乗船時間は60~90分で、大人(13~64歳)3,000円・子ども(7~12歳)2,000円と比較的安い料金設定となっていますよ。このプランではそのほかにも、霧島や桜島の絶景を望める「雲仙ロープウェイ」や、観光名所「雲仙地獄」などにも立ち寄ります。
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②【熊本県・天草海鮮蔵・天草イルカウォッチングセンター】熊本でイルカウォッチングと世界遺産を満喫する家族旅行
熊本の世界遺産と大自然の海を満喫したい方にピッタリの旅行プランはこちら。「天草海鮮蔵・天草イルカウォッチングセンター」では、通詞島(つうじしま)付近を回遊する野生のミナミハンドウイルカを観察できます。約300頭前後のイルカと遭遇できる確率はなんと98%! 新しいイルカウォッチング船には水中マイクを搭載しているため、観察するだけでなく、イルカたちのおしゃべりも楽しめます。Web予約をすると料金10%OFFに加え、オリジナルのイルカグッズがもらえるスペシャルな特典も! 予約は公式HPからがおすすめです。こちらのプランでは、天草四郎の歴史が学べる「天草キリシタン館」や、世界遺産の「崎津教会」にも訪れます。
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③【宮崎県・都井岬】大自然の中で野生の馬と触れ合う友だち旅
大自然を満喫しながら野生の馬と触れ合う旅ならこちらのプランがおすすめ。太平洋が一望できる「都井岬(といみさき)」には、日本在来馬であり国の天然記念物でもある「御崎馬(みさきうま)」が生息しています。春と夏は、小松ヶ丘や扇山で数頭の草地で、種雄馬と数頭の雌馬と子馬たちで構成されたハーレムを作って過ごし、秋と冬は海岸側にある杉林や雑木林に移動し、ススキなどの茎葉を食べて過ごします。毎年春になると約20頭もの春駒(子馬)が生まれるので、かわいい子馬に会いたい方は春に訪れるのがおすすめです。ガイドと一緒に出かけて馬を観察するプランや、電動自転車のレンタルのサービスもあるので、お好きな過ごし方で楽しんでみましょう。こちらのプランでは、宮崎名物のマンゴーをリーズナブルな価格で購入できる「道の駅なんごう」にも立ち寄ります。
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④【高知県・大方ホエールウォッチング】土佐湾を優雅に泳ぐニタリクジラと出会う旅
迫力満点のニタリクジラを間近で観察できるプランはこちら。土佐湾の海をよく知る地元漁師の船長と、個性あふれるガイドと巡る「大方(おおがた)ホエールウォッチング」では、黒潮町の入野漁港から小型の漁船に乗り、ニタリクジラを観察する旅に出かけます。優美な体付きと穏やかな性格から「海の貴婦人」とも称されるニタリクジラは、船が近寄っても警戒しません。
また、ニタリクジラだけでなく、マイルカやハンドウイルカなどにも遭遇する可能性があります。2024年のシーズン日程は5月2日~10月31日。定期便ツアーをはじめ、1隻ごと借りる「チャーター便ツアー」や、約8時間の冒険を楽しむ「1日ツアー」などさまざまなプランを提供しています。「チャーター便ツアー」は1隻10万円、「1日ツアー」は大人1万5,000円・小学生9,000円です。非日常的な光景を思う存分満喫してみてはいかが? こちらのプランでは、砂浜を展示場としているユニークな「砂浜美術館」にも訪れます。
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⑤【香川県・小豆島銚子渓 自然動物園 お猿の国】小豆島の絶景と野生のサルに癒やされる旅
小豆島の絶景と野生の猿に出会う旅がしたい方には、こちらのプランがおすすめ。銚子渓の広大な敷地にある「小豆島(しょうどしま)銚子渓 自然動物園 お猿の国」では、野生のニホンザルが約500匹生息しており、悠々自適に暮らすサルたちの様子を見学できます。サルたちの屋根付き寝床では、1回100円で直接エサやりが可能。普段はなかなか見られない、野生のサルたちと出会えるおすすめのスポットです。
自然動物園ではサルだけでなく、小豆島の自然にも触れられます。ここに訪れたら必ず立ち寄りたいのが、園内の頂上にある「仙多公峰(せんたくぼう)展望台」。岩肌むき出しの稜線から瀬戸内海や島々の大パノラマが広がり、圧巻の光景に訪れた方は言葉を失ってしまうほどです。運がよければ、かわいいサルと美しい渓谷美の写真を撮れるかもしれませんよ。このプランでは、日本三大渓谷美のひとつ・寒霞渓(かんかけい)の空中散歩が楽しめる「寒霞渓ロープウェイ」も満喫します。
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⑥【広島県・宮島】古くから野生のシカが生息する宮島を堪能する旅
広島の王道スポット「宮島」を巡る旅行プランはこちら。宮島には古くから野生のニホンジカが生息しており、その数は約500頭ともいわれています。宮島桟橋に足を踏み入れた瞬間から多くのシカがいるため、初めて訪れた方はびっくりしてしまうはず。以前はシカせんべいが売られており、エサを与えることが可能でしたが、現在ではエサやりが禁止されています。シカがいても食べ物を与えないようにして、遠くから眺めるようにしましょう。
宮島のシンボルといえば世界遺産の「厳島(いつくしま)神社」。海の上に鎮座する鮮やかな朱色の社殿は、うっとりとするほど美しく、神秘的な光景に感動すること間違いなしです。干潮になると大鳥居の真下まで歩けて、ダイナミックな光景を目の前で見られます。厳島神社を堪能したあとは、宮島の紅葉の名所である「紅葉谷公園」や、パワースポットの「弥山(みせん)」にも立ち寄りますよ。また、宮島にはSNS映えするお洒落なカフェが多く点在しているので、そちらも見どころです。
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⑦【広島県・大久野島】地図から消された島に生息する野ウサギと触れ合う旅
リゾート気分を味わいながら野生のウサギと触れ合える旅がしたい方におすすめのプラン。竹原市の忠海(ただのうみ)港から船で約15分のところにある周囲約4kmの「大久野島(おおくのじま)」は、かつて毒ガス工場があったことから、秘密の島として地図から消されていました。現在では約500~600羽の野生のウサギが生息し、癒やしの観光スポットとして人気があります。人を見ると自然と駆け寄ってくるウサギの愛らしさも魅力のひとつです。
大久野島には、歴史を学べる「毒ガス資料館」や、瀬戸内海のグルメが味わえる宿泊施設「休暇村大久野島」などもあります。休暇村大久野島は温泉やランチなど日帰り利用もOK。海岸線沿いにはウサギの耳の形をした集音器があり、波の音や風の音を聞くことができます。SNS映えするスポットなので、海をバックに記念撮影をしてみてはいかが? こちらの旅行プランでは、瀬戸内で獲れた新鮮な海の幸を味わえる「和食処 登喜将(ときしょう)」にも訪れます。
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⑧【奈良県・奈良公園】世界遺産や国宝が点在する奈良公園のシカを愛でる旅
「歴史を学びながら動物とも触れ合いたい」という方は、こちらのプランはいかが? 緑豊かな「奈良公園」には野生のシカが約1,300頭生息しており、動物たちの世界に迷い込んだような気分を味わえます。春は桜、秋は紅葉など四季の移り変わりを感じられる、奈良きっての観光スポットです。
園内では「鹿せんべい」が販売されており、シカと直接触れ合うことができます。ただし、鹿せんべい以外の食べ物を与えるのは禁止です。エサをあげたい場合は、必ず鹿せんべいを購入してあげるようにしましょう。こちらの旅行プランでは、奈良公園内にある世界遺産の「興福寺」や、奈良の大仏で有名な「東大寺」などにも立ち寄ります。
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⑨【京都府・嵐山モンキーパークいわたやま】京都の人気観光地「嵐山」でサルたちと戯れる女子旅
嵐山の観光スポットを巡る旅ならこちらがおすすめ。阪急電車の「嵐山駅」から徒歩7分ほどでアクセスできる「嵐山モンキーパークいわたやま」。1956(昭和31)年に岩田山の山頂に整備された、ニホンザルの見られる野外施設です。広大な敷地内には約120頭の野生のサルが生息し、自然豊かな環境でのびのびと暮らしています。標高160mのところにある休憩所は京都の街並みが一望でき、晴れた日には京都タワーも見られる絶景ポイント。サルたちと一緒にのんびりと過ごしませんか? こちらのプランでは、芸能の神様が祀られる「車折(くるまざき)神社」や、嵐山のシンボル的存在「渡月橋」などにも足を運びます。
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⑩【長野県・地獄谷野猿公苑】まるで人間!温泉に浸かるかわいいサルを観察する夫婦旅
雪見風呂を楽しむサルが見られる旅ならこちらのプランはいかが? 長野県北部の横湯川の渓谷に位置する「地獄谷野猿公苑」は、温泉に浸かる“スノーモンキー”を観察できる人気スポットです。1年の約3分の1が雪で覆われる地域ですが、古くからこの地に生息するニホンザルにとっては楽園。温泉に浸かって寒さをしのぐサルたちの姿を見られるのは、世界でもここだけなのです!
気持ちよさそうに温泉に入る姿は、まさに人間そのもの! 寄り添って温泉を楽しむ姿に癒やされること間違いなしです。ただ、この姿は寒さをしのぐための手段なので、冬以外の時期には見られません。温泉に浸かるサルたちが見たい方は、冬に訪れることをおすすめします。こちらの旅行プランでは、雄大な自然を望める「奥志賀高原ホテル」や、ぶどう栽培者が設立した「信州たかやまワイナリー」も満喫しますよ。
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⑪【北海道・阿寒国際ツルセンター】北海道を代表する鳥「タンチョウ」に出会う旅
北海道の冬を満喫する旅ならこちらのプランがおすすめ。1996(平成8)年に設立された「阿寒国際ツルセンター」は、タンチョウ専門の施設です。隣接する「分館タンチョウ観察センター」では、11月~翌3月にかけてタンチョウへの給餌が行われ、野生のタンチョウを観察できます。
多いときには300羽以上のタンチョウが飛来し、日本のみならず世界各国からも観光客が訪れるのだとか。冬の時期のみ見られる貴重な光景です。「分館タンチョウ観察センター」は4~10月の間は閉館となりますが、「阿寒国際ツルセンター」では飼育されているタンチョウを1年中観察できます。滅多に見られない美しいタンチョウの姿を目に焼き付けませんか? こちらの旅行プランでは、自然豊かな景色が広がる「阿寒湖」にも訪れますよ。
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⑫【沖縄県・セルリアンブルー】冬限定!迫力満点のホエールウォッチングの旅
沖縄の冬の風物詩「ホエールウォッチング」を楽しむプランならこちらがおすすめ。「セルリアンブルー」では、12月下旬~翌4月上旬頃まで那覇・北谷発のホエールウォッチングツアーを開催。普段はシベリア海域に生息しているこちらのザトウクジラですが、冬になると繫殖活動のために暖かい沖縄にやってきます。間近で見る野生のクジラに圧倒されること間違いなしです!
クジラが泳いでいる姿だけでなく、ジャンプしている姿を生で見られるのもホエールウォッチングツアーの見どころです。「セルリアンブルー」では、有名店のディナー付きや美ら海水族館の入場券付きなど、さまざまなプランを提供。予約の締め切りは「1日前18時まで」のものもあれば、「2日前10時まで」のものなど、プランによって異なるので注意が必要です。冬の沖縄旅に興味がある方は、ぜひ今から計画を立ててみてはいかがですか?
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動物たちと触れ合える旅に出かけよう
野生動物と触れ合える旅行プラン12選をご紹介しました。日本には多くの野生動物が生息し、近くで観察したりエサをあげたりなど、非日常体験ができる場所が豊富にあります。温泉旅行やアクティブ旅行も魅力的ですが、野生動物と触れ合う旅行もまた違った魅力が詰まっています。「非日常を感じたい」「疲れを癒やしたい」そんな方には、自然の中で力強く生きる動物たちと触れ合う旅がおすすめです。
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記事企画・監修:旅色編集部 みつい
ライター:peekaboo