【東京から2時間以内】車でサクッとおでかけ! 関東近郊の梅の名所5選

【東京から2時間以内】車でサクッとおでかけ! 関東近郊の梅の名所5選

自然・絶景

2023/03/18更新

春の訪れを桜より一足先に知らせてくれる“梅”。全国では「梅まつり」が開催され、紅梅・白梅などの色とりどりの花が見事に咲き誇り、甘い香りで見る人を誘います。今回は、都心から日帰りで行ける梅の名所を5つに厳選してご紹介します

【東京都】町田薬師池公園 四季彩の杜 薬師池

町田にある隠れた人気スポット

「新東京百景」「東京都指定名勝」にも指定された「町田薬師池公園」は、毎年2月~3月にかけて約250本の梅の木が紅白の花を咲かせます。薬師堂近くの外周道からは白・ピンク・赤の交じり合う素晴らしい眺めが。また、こちらの池にかかるタイコ橋は四季折々の表情を水面に写し出し、まるで自然が織りなす芸術作品のような景色が楽しめます。

【神奈川県】三溪園

古くから横浜市民に愛されている憩いの場

「三渓園」は横浜・本牧にある日本庭園。古くから梅の名所として知られる園内には、約600本の梅が植えられています。開花は例年2月上旬~3月上旬にかけて紅梅・白梅などが順々に咲き出し、いつ足を運んでも楽しめる設計に。また、その中でも特に人気が高いのが、竜が地を這うような枝ぶりの「臥竜梅(がりょうばい)」。梅の木から少し離れて観てみると、確かに竜が臥しているような姿に見えます。同じく人気の「緑萼梅(りょくがくばい)」は、横浜市の友好都市である中国・上海市から贈られたもの。花弁を支える萼(がく)の部分が緑色なのが特徴です。このように、珍しい品種を見比べてみるのも面白いですね。

【茨城県】偕楽園

梅の名所といえばここ!

岡山県の後楽園、金沢市の兼六園とならぶ日本三名園の一つとして知られている水戸市の偕楽園。梅の名所として有名で、たくさんの観光客が訪れる観光スポットです。
約100品種、3000本にもわたる梅の見頃は「早咲き」(1月中旬~2月中旬頃)、「中咲き」(2月上旬~3 月中旬頃)、「遅咲き」(3月上旬~4月上旬頃)と分けられ、種類によって開花時期が異なります。そのため、訪れるたびにさまざまな梅の表情を発見できる楽しみも。さらに 2023年は 2月11日(土)~3月19日(日)までは「水戸の梅まつり」が行われ、会期に合わせて夜のライトアップやさまざまな催しが予定されています。

【茨城県】好文亭

建物からの景色は今の時代でも絶景

好文亭は水戸の「偕楽園」内にある建物で、偕楽園を開いた 9代目水戸藩主の徳川斉昭(なりあき)が自ら設計を行った別邸。「好文」とは、学問を好むという梅の異名。人々が武芸や学問に励むかたわら、ここで心身を保養するようにとの思いから、徳川斉昭はこの建物を好文亭と名付けたそうです。斉昭の思いは建物の各所にも現れており、食事を3階へと運ぶ、エレベータの先駆けともいえるお膳運搬装置などの創意工夫と洒脱さが感じられます。梅見物と合わせて巡るのもおすすめです。
そして、当時としては珍しく高い建物であった好文亭のなかでも、絶景が拝めるスポットと名高いのが3階の「楽寿楼(らくじゅろう)」からの眺め。よく手入れをされた偕楽園の庭園や、遠くに見える千波湖にきっと心を奪われるはず。藩主になったかのような気持ちでこの絶景を味わってみてはいかがでしょうか。

【静岡県】日本平

カメラ片手に訪れる人が多い人気スポット

日本平の山頂にある「日本平梅園」は、梅と富士山のコラボレーションが楽しめることから写真愛好家にも人気の梅園。見頃を迎える2月中旬~下旬にかけては、県内外から多くの見物客が訪れます。 例年1月より咲き出す「蝋梅(ろうばい)」をはじめ、2月には南高などの白梅や錦光などの紅梅が次々と開花し、約350本の梅が咲き誇ります。こちらは観光名所とはなっているものの、日本平の展望台方面とは別エリアのため、場所をよく確認してから訪れるのがおすすめ。
また、ロープウェイで結ばれた久能山駅より徒歩約10分で到着する「久能山東照宮」の参道入口脇にある梅園も見逃せません。徳川家康のお手植えと伝わる「実割梅」をはじめ、数多くの梅や桜を楽しめる場所となっていますので、こちらも合わせて訪れてみては。

まとめ

可憐な花を付ける梅の甘い香りを体感して、春の訪れを感じてみませんか。ちょっと足を伸ばせば、少しずつ近づいてくる小さな春に出合えるはずです。

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