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愛知県|名古屋
発信日:2024年07月26日
2024年07月27日(土)〜09月16日(月・祝)
入場料:[通常]1,600円
夏季特別展 もののふの備え 甲冑の美学
古今東西の鎧のなかでも、日本の甲冑は美しさ華やかさを重視して作られた特異な鎧です。平安時代に登場する大鎧は、戦闘に用いる武具であるにもかかわらず、王朝装束の「かさねの色目」の影響を受け、色彩豊かな威糸で装飾されました。
また戦国期の甲冑は、徒歩戦のために機能性を追求して構造がシンプルになる一方、戦場で目立ち、あるいは武運を祈るため、個性的で奇抜なデザインが取り込まれることもありました。
これら装飾性豊かな日本の甲冑美を紹介するとともに、江戸時代以降、さかんに行われた中世武具の考証、復古にも焦点を当てます。
朱塗啄木糸威具足 徳川義直(尾張家初代)所用 江戸時代 17世紀
銀箔置白糸威具足 松平忠吉(徳川家康四男)所用 桃山時代 16世紀
長烏帽子形兜 加藤清正所用 紀伊徳川家伝来 桃山時代 16世紀
平治物語絵巻 六波羅行幸の巻 今村随学筆 江戸時代 天明元年(1781)
夏季特別展 もののふの備え 馬とともに
馬は古来より人の生活と文化に深く関わり、中世からの武家社会ではとくに軍馬として重用されました。軍事権を「兵馬の権」・武芸一般を「弓馬の道」と言うように、馬を扱うことは武士の必須の嗜みであり、優れた馬は、武威・武芸の象徴として武士の身分格式を示す存在となりました。こうして武家風俗と密接に結びついた馬は、その気高い姿が武士たちに愛好され、多様な美術工芸品のモチーフにも表されます。
また、人馬を繋ぐ馬具は時代や用途によって変化し、近世には華やかな装飾性が取り入れられて発展しました。本展では、馬と人がともに生きた歴史について、武家社会と馬の関わりを中心に紐解いていきます。
紫壇製「翁澤」置物 伊勢貞門作 徳川慶勝(尾張家14代)所用 江戸時代 19世紀
轡 銘 天下一藤原美次 市口伊予守 徳川家康所用 桃山~江戸時代 16~17世紀
調馬図屏風 六曲一双 尾張徳川家伝来 岡谷家寄贈 江戸時代 17世紀
(展示:右隻7月27日~8月13日・左隻8月14日~9月16日)
~夏季特別展「もののふの備え 甲冑の美学/馬とともに」 概要~
[日にち]2024年7月27日〜9月16日
・前期:7月27日~8月13日
・後期:8月14日~9月16日
※一部の作品は作品保護の観点から、展示替えまたは巻き替えを行います。
[会場]徳川美術館(愛知県名古屋市東区徳川町1017)
[時間]10:00~17:00(最終入館16:30)
[料金]
<通常>一般 1,600円、高・大生 800円、小・中生500円
※毎週土曜日は高校生以下無料
<オンライン前売り・団体(20名様以上)料金>一般 1,400円、高・大生 700円、小・中生400円
<オンライン一般ペアチケット>一般 3,200円
[定休日]月曜日(祝日の場合は直後の平日)
[アクセス]JR 大曽根駅より徒歩約10分
[お問合せ先]052-935-6262 (月曜日を除く10:00~17:00)
[駐車場]有
夏季特別展「もののふの備え 甲冑の美学/馬とともに」【徳川美術館】
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