【東京タワー周辺観光】見逃せない定番スポット18選

2024/03/05

【東京タワー周辺観光】見逃せない定番スポット18選

東京旅するなら、一度は訪れてみたい東京タワー。実はその周辺にも見逃せない定番の観光スポットが数多く存在しています。江戸時代の面影を残す歴史ある神社仏閣や美しい庭園から、ショッピングやグルメが楽しめる最旬のお店まで、街の移り変わりが感じられる箇所が満載です。今度の休日は、東京のシンボル・東京タワー周辺を巡る楽しい旅を計画してみませんか?

【芝・新橋】浜離宮恩賜庭園

海水を引き入れた由緒ある日本庭園

徳川幕府ゆかりの大名庭園。海水を引き入れ、潮の干満によって移りゆく景観を楽しむ「潮入(しおいり)の池」があることで知られています。潮入の池は海に面した江戸の庭園にいくつか見られましたが、現存する都内の庭園は、唯一ここだけ。目を凝らすと、ボラやハゼなどの海水魚が泳ぐ姿が見られます。池の中島にある「中島の御茶屋」は、かつて将軍も見たであろう眺めとともに、和菓子とお抹茶を味わえる休憩スポット。腰を下ろし、ひと息ついてリフレッシュしましょう。

【芝・新橋】旧芝離宮恩賜庭園

名石を用いた勇壮な石組みに注目

江戸幕府の老中・大久保忠朝が藩地である小田原から庭師を呼んで造らせた回遊式泉水庭園1680年前後の作庭とみられ、当初は「楽壽園」と呼ばれていました。中国の景勝地・西湖を模した「西湖の堤」は当時の流行だった中国風のデザインを取り入れたもので、池を中心とした庭園の区画や勇壮な石の配置が見事。一見の価値があります。周辺のビル群とのコントラストを楽しみながら、じっくり散策してみてはいかがでしょうか?

【芝・新橋】都立芝公園

自然あふれるタワービューの公園

1873(明治6)年に開園した日本で最も古い公園の一つ。2023年に開園150周年を迎えました。ところどころに植えられているケヤキ、イチョウなどの大木からは、その歴史を直に感じることができます。目の前には東京タワーがあり、園内の散策路は絶好のデートコース。夜にはライトアップされた東京タワーが眺められるので、フォトスポットとしてもおすすめです。

【芝・新橋】増上寺

徳川家ゆかりの都会の寺院

1393(明徳4)年に開山した浄土宗七大本山の一つ、増上寺。徳川家康が菩提寺に選び、6人の将軍や親族が眠る大きな寺院です。東京タワーを背景に建つ本堂「大殿」は、2階に荘厳な本堂、地下に宝物展示室があります。この大殿を含め多くの建物は戦災で焼失後、再建されたものですが、「三解脱門(さんげだつもん)」は、戦災を免れた貴重な建造物。都内最古の木造建築の一つとして、国の重要文化財に指定されています。見どころの多い増上寺、ぜひじっくりと境内をめぐってみてください。

【芝・新橋】芝大神宮

一千年の歴史を誇る「関東のお伊勢様」

創建は平安中期の1005年という東京有数の由緒ある神社。伊勢神宮と同じく天照大御神(あまてらすおおみかみ)と豊受大御神(とようけのおおかみ)が主祭神であることから、「関東のお伊勢様」とも呼ばれています。毎年9月16日の前後10日間にわたる例祭は、開催期間が長いことから「だらだら祭り」の名前で人々に親しまれています。神輿や奉納踊りでにぎわうので、お祭りにあわせて訪れるのもおすすめです。

【芝・新橋】愛宕神社

街なかの山頂に佇む火除けの神様

徳川家康の命により防火の神様として祀られた、愛宕(あたご)神社。東京23区内にある自然の地形では最も高い標高25.7mの山頂にある神社です。拝殿は「出世の石段」とも呼ばれる急階段を上った先にあり、石段を登りきると出世にご利益があるのだそう。オフィス街にありながら桜、新緑、紅葉と四季折々の自然を感じられるオアシス的スポットでもあり、近隣で働く人々からも親しまれる神社です。

※2023年12月(予定)まで、境内は大規模整備工事中

【芝・新橋】烏森神社

かわいいカラフルな御朱印にも注目

新橋のビルの谷間にある、烏森神社。商売繁盛、技芸上達などにご利益があり、芸能の神と崇められている天鈿女命(あめのうずめのみこと)を祀る数少ない神社の一つでもあります。かつては「烏森稲荷」と親しまれ、江戸時代の書物『祠曹雑識(しそうざっしき)』によると、烏森稲荷は「東の関脇」として古くから人々から信仰を集めていたとのこと。近年は4色の巴紋と烏の社紋があしらわれた、カラフルな御朱印でも知られています。参拝のしるしとして、いただいてはいかがでしょうか?

【芝・新橋】虎ノ門金刀比羅宮

虎ノ門から海上安全、商売繁盛を祈る

オフィス街に佇む、海上安全、商売繁昌にご利益のある神社。江戸時代に丸亀藩主・京極家の邸内に勧請されました。四神の彫刻が施された銅鳥居や、毎月10日に行われる縁日での里神楽など、見どころもたくさん。本殿の右には、江戸時代より良縁祈願のご利益があるとして女性から厚く信仰されている「結神社(むすびじんじゃ)」があります。授与所で受けられる「良縁祈願セット」の赤い紐を結びつけて、良縁を祈りましょう。

【芝・新橋】ウォーターズ竹芝

東京の新たなウォーターフロントスポット

2020年にオープンした「ウォーターズ竹芝」は「四季劇場」「アトレ竹芝」ホテル「メズム東京、オートグラフコレクション」からなる複合施設です。敷地内には船着場や干潟もあり、広々とした芝生広場の目の前には水辺が広がる、まさに都会のオアシス。屋外エリアからは行き交う水上バス、海、対岸には浜離宮恩賜庭園が眺められ、ランチを食べたりおしゃべりを楽しんだり、それぞれの時間を過ごせるスポットです。

【芝・新橋】虎ノ門ヒルズ

虎ノ門のランドマークがいよいよ完成

今や虎ノ門のランドマークとなった「虎ノ門ヒルズ」。人気の飲食店、ショップ、オフィス、住居、ホテル、パブリックアート、緑地などが集まるスケールのあるスポットで、高層階のホテルやバーからは東京らしい大都会の絶景も眺められます。2014年に誕生した超高層ビル「森タワー」を皮切りに「ビジネスタワー」、「レジデンシャルタワー」と拡大・進化を続け、2023年10月に「ステーションタワー」が開業。4棟がつながり、「虎ノ門ヒルズ」がついに完成を迎えました。ますます賑わうこの街に、足を運んでみませんか?

【芝・新橋】NHK放送博物館

放送のふるさとで、ラジオ・テレビの歴史をたどろう

1956年、世界初の放送専門博物館として開館した「NHK放送博物館」。博物館のある愛宕山はラジオの本放送を開始した地、“放送のふるさと”でもあります。放送の始まりから玉音放送、オリンピック、紅白歌合戦、歴代の大河ドラマ・連続テレビ小説まで、日本の放送の歴史を充実の資料とともに知ることができます。子ども番組の展示、放送体験スタジオなど、テレビやラジオの世界について新たな発見が生まれたり、より身近に感じられたりするコーナーもあり、大人も子どもも楽しめます。

【芝浦】シンフォニークルーズ

特別なひとときを海上で過ごそう

ちょっとぜいたくなレストラン船で、東京湾クルージングが満喫できる「シンフォニークルーズ」。ランチ、アフタヌーン、サンセット、ディナーの4便があり、それぞれの時間帯で異なる表情をみせる東京湾の光景は、忘れられない思い出になるはず。乗船のみやスイーツ、カフェを楽しめるショートクルーズなら気軽なお出かけの日にも利用しやすいので、肩ひじを張らずに過ごせます。特別な日のデートなら、シェフ自慢のフレンチやイタリアンのコースで優雅にクルージングを堪能しましょう。

【赤坂・青山】赤坂氷川神社

江戸時代の面影を今に伝える

951(天暦5)年に創建、のち江戸幕府8代将軍・徳川吉宗の命により現社殿が建てられた、赤坂氷川神社。明治天皇が定めた准勅祭社を起源とする、「東京十社」の一つで、厄除け、縁結びにご利益があります。社殿は、倹約を重んじた徳川吉宗らしい質実剛健な造り。数々の戦災を奇跡的に免れ、建立時の姿を今に留めています。緑豊かな境内には、その他にも江戸の元号が刻まれた鳥居、狛犬、灯籠などがあり、歴史の重みを感じられます。

【赤坂・青山】東京ミッドタウン

上質な時間が過ごせる複合施設

ホテル、文化施設、約130の商業店舗、オフィス、住居、病院などからなる「東京ミッドタウン」。大人の街・六本木にあり、おしゃれなレストランで食事をしたり、美術館でゆったりとアートを楽しんだりと、デートで訪れるのにもおすすめ。実は敷地の約40%が豊かな自然で、野鳥の訪れる緑豊かな公園も備えています。春は桜、冬はイルミネーションとシーズンごとの楽しみもいろいろ。何度でも訪れたくなりますね。

【赤坂・青山】サントリー美術館

©木奥惠三 ※画像の無断転載禁止

©田山達之 ※画像の無断転載禁止

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東京都心のアートスペース

国宝、重要文化財を含む約3,000件のコレクションを所蔵する美術館。日本美術を中心に、さまざまな切り口の企画展を開催しています。設計は建築家・隈研吾(くまけんご)氏が手掛け、「都市の居間」としての居心地の良い美術館を目指しました。随所で床材にはウイスキーの樽材を再生利用するサントリーらしさも見どころの一つです。館内の茶室「玄鳥庵」では、展覧会会期中の指定日に呈茶席(ていちゃせき)も開催。忙しい日々の合間に、アートに浸る一日を過ごしてみてはいかがでしょうか?

【六本木・麻布】 毛利庭園

六本木の街を彩る憩いの庭園

大名・毛利秀元が設けた上屋敷につくられた、毛利庭園。池を中心に、四季折々の美しい景観を楽しめる回遊式の日本庭園です。現在は「六本木ヒルズ」の敷地内にある入園無料の庭園として、人々の憩いの場となっています。池には金箔をあしらった連珠がつくりだすハート型のパブリックアートが飾られており、歴史ある空間に現代アートが溶け込むユニークな景観は必見。ハートをバックに自撮り写真が撮れる、知る人ぞ知る“映えスポット”です。

【六本木・麻布】六本木ヒルズ展望台 東京シティビュー

目の前に広がる大都会の絶景

海抜250mの高さから360度の大パノラマが楽しめる、都内屈指のビュースポット。52階部分は全面ガラス張りの屋内展望台となっており、さらに海抜270mの屋上には開放感たっぷりの「スカイデッキ」が設けられています。マジックアワーのグラデーションをなす空や、東京タワーのライトアップ、ビル群の明かりが輝く夜のロマンチックな光景は、デートで訪れるのにもぴったり。東京の魅力を感じられる展望台です。

【日比谷】日比谷公園

日本初の洋風公園

東京ドーム約4個分の広さを誇る都市公園。この場所はかつて大名屋敷があった場所で、その後陸軍練兵場になり、1903(明治36)年に日本初の西洋風公園として誕生しました。今も残る西洋風の花壇や、洋食レストラン、音楽堂などからは、造園当初の気概を感じることができます。休日にはさまざまなイベントが行われ、毎年12月にはクリスマスマーケットが開かれるなど、時代を超えて老若男女問わず多くの人でにぎわうスポットです。

東京のシンボルの周辺には、押さえておきたいスポットが満載!

新旧の東京の魅力がつまった東京タワー周辺。アクセスもよく、コンパクトなエリアに観光スポットが点在しているので、限られた日数の観光旅行でも十分楽しめます。せっかく東京タワーを訪れるなら、その周りにも注目して、気になるところに立ち寄ってみてはいかがでしょうか? 今も進化し続ける街の息吹を感じながら、旅を満喫してくださいね。

旅色編集部 いたがき

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記事企画・監修:旅色編集部 いたがき

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