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2026/06/19
11月末まで「諏訪神仏プロジェクト」が開催されている諏訪地域で、「信州しもすわ温泉 ぎん月」を拠点とした下諏訪の歴史を感じる旅をしてきた旅色綴り(旧旅色LIKES)メンバーのneige(ネジュ)さん。「ちゃんと旅を考える会」で諏訪エリアの地域活性について考えたので宿泊施設での体験はもちろん、周辺観光の楽しみ方も教えてくれました。
この記事の目次
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旅色LIKESの1周年イベント「旅ガチャ」で「信州しもすわ温泉 ぎん月」の宿泊が当たったので、下諏訪を旅してきました。今回紹介する場所はすべて下諏訪駅からレンタサイクルや徒歩で移動できるところばかり。街歩きを楽しみながら気軽に観光できるところが嬉しいです。
「諏訪」という地名を聞いて一番に思いつくものはやはり諏訪大社ではないでしょうか。諏訪大社は諏訪湖周辺に本宮、前宮、春宮、秋宮の4ヶ所の境内地をもつ神社で、今回訪れた下諏訪には春宮と秋宮があります。古事記にも登場するほど古くから信仰を集めている諏訪大社の神様は自然を司る竜神様だそうで、この土地の壮大な湖や山々はやはりどこかパワーを感じずにはいられません。
諏訪では2022年10月1日から「諏訪信仰と仏たち〜諏訪上下社神宮寺由来仏像一斉公開〜」(略称:諏訪神仏プロジェクト)が開催されています。明治時代の神仏分離以来、仏さまを大切に保管していた社寺や博物館がそれらを一般公開し、かつて神さまと仏さまが共に信仰されていた時代(神仏習合)があったことについて振り返ります。今回巡る諏訪大社もプロジェクトに参加しているので、気になる方はぜひ調べてみてください。

諏訪と聞いてまず思いつくものは、やはり諏訪大社ではないでしょうか。諏訪湖周辺に本宮、前宮、春宮、秋宮の四カ所の境内をもつ神社で、下諏訪には春宮と秋宮があります。諏訪大社の神様は自然を司る竜神様です。春宮と秋宮は少し離れているので、1日目は「下社 秋宮」へ行ってみました。
長野県|諏訪郡下諏訪町
風格ある大きなしめ縄と杉の古木
諏訪大社は上社前宮と本宮、下社春宮と秋宮の四社があり、諏訪湖周辺に四社で鎮座する諏訪大社。かつての中山道の宿場町に鎮座する秋宮は、重要文化財の幣拝殿や青銅製の狛犬など見どころが多い。
住所:長野県諏訪郡下諏訪町5828
アクセス:JR中央本線下諏訪駅から徒歩10分
営業時間:通年|境内自由、授与所は8:30~17:00(閉門)、宝物館は10:00~16:00(閉館)

下諏訪は温泉も見逃せません。下諏訪には「綿の湯伝説」と言われている言い伝えがあります。諏訪大社の女神さまが化粧用の綿にお湯を浸した湯玉を置いたら、温泉が沸き出したという言い伝えで、それが下諏訪温泉になったと言われています。神様がもたらした神聖な湯と言われているため、心の汚れた者が入るとお湯が濁ると伝えられているそう。濁っても神様がたちまち汚れをすすいでくださるともされ、温泉に入ると清められる気がします。
街には複数の共同浴場があり、「三湯めぐりセット」(700円)を購入すると「遊泉ハウス児湯」「旦過の湯」「新湯」で利用可能。さらにタオルとバッグがつくので、気軽に湯巡りができます。温泉は街中至るところに沸いているので、寒い季節には特に嬉しいですよね!
ここからは諏訪の観光スポットと宿について紹介します。

「しもすわ今昔館おいでや」には、星ヶ塔遺跡の博物館「星ヶ塔ミュージアム 矢の根や」と時計の博物館「時計工房儀象堂」が併設されています。星ヶ塔遺跡は黒曜石の原産地だったそうで、ここでは遺跡の出土品と合わせて、縄文時代の暮らしを見ることができます。黒曜石には水をおいしくしたり、浄化の作用があるとのこと。宿泊した「ぎん月」の客室にも、黒曜石が入ったお水が置かれていました。

もう一つ併設されている博物館が「時計工房儀象堂」です。世界最古の時計の再現から現在の時計まで、さまざまな時計があります。「大きな古時計」の曲に出てきそうな時計もあり、細かい装飾やレトロ感に見惚れてしまいます。ここでは博物館だけではなく、足湯も楽しめます! 街歩きの休憩にもぴったりです。
◆しもすわ今昔館おいでや
住所:諏訪郡下諏訪町3289
電話:0266-27-0001
営業時間:3月~11月 9:00~17:00 ※最終入館16:30、12月~2月 9:00~16:00 ※最終入館15:30
※12月~2月のみ水曜日休館
料金:大人600円、小中学生300円
しもすわ今昔館おいでや 公式HP
まち歩きの嬉しいことはハシゴ酒ができること! というわけで、二つの酒屋を巡ってみました。
まず行ってみたのが「湯田坂 岩井堂酒店」。おしゃれな古民家風の外観のお店です。角打ちがあり、国内外のナチュラルワインを取り扱っています。今回は長野県産の白ワインとホットワインを飲みました。
店主の岩井さんは関東から移住され、ワイン造りと販売をされています。「諏訪大社の秋宮を訪れた時に呼ばれている気がする……と思って、すぐ移住を決めました」とサラッと語っていた岩井さん。行動力がすごい! ちなみに奥様は「アソビバ」というお店で地元の野菜や惣菜の直売をしているそうです(とても行きたかったのですが、ちょうど街の産業祭りの日と重なりお店がお休みでした……残念)。
◆湯田坂 岩井堂酒店
住所:諏訪郡下諏訪町湯田町3366
電話番号:0266-63-1487
営業時間:水・木・日曜日12:00~18:00、金曜日12:00~22:00、土曜日12:00~19:30
定休日:月・火曜日
湯田坂 岩井堂酒店 公式Instagram

続いて「二葉屋酒店」へ。ここは地元の日本酒、地ビール、長野ワインなどを取り扱う酒屋さんです。二葉屋酒店にも角打ちがあるのですが、感染対策のため現在は利用できません。
◆二葉屋酒店
住所:諏訪郡下諏訪町横町木の下3350
電話:0266-27-8221
営業時間:9:00~19:00
定休日:火曜日、年末年始
二葉屋酒店 公式HP

今夜は諏訪大社 下社 秋宮から徒歩約3分の「信州しもすわ温泉 ぎん月」に宿泊します。地元愛に溢れた素敵な宿です。女将さんは諏訪の歴史や信仰、観光についてとても詳しく、宿泊前から滞在中まで下諏訪について色々教えていただきました。
チェックインしたらまずは温泉! ということで、大浴場へ直行。温度は高めで、下諏訪の「綿の湯」源泉のお湯は柔らかく感じられます。
夕食は地元の食材を使った懐石料理です。旬の食材を使った料理は、その時にしか味わえないものばかり。原木椎茸や信州サーモン、鯉の旨煮などもありました。夕食時に飲んだ日本酒の御湖鶴は、下諏訪唯一の酒蔵で醸造されたものです。酒蔵の話や料理についてスタッフの方に丁寧に教えていただき、とても楽しい時間を過ごせました。
宿から徒歩約3分ほどの場所にある諏訪大社のうちのひとつ、下社秋宮では朝6時から行われる食事を神様に捧げる儀式「朝御饌祭」(1,000円、黒曜石のお土産付き)に参加できます。2日目の朝、宿の女将さんに案内してもらい、参拝へ行くことに。

早朝の参拝はなんだか清々しい気持ちになりました。いい1日のスタートです。

下社 秋宮の境内や中山道、下諏訪の温泉にまつわるお話などを聞かせてもらい、朝の散歩を楽しみます。
朝食のあとは露天風呂へ。最高の朝活となりました。
チェックアウトした後は、諏訪大社下社春宮へ向かいます。寄り道したい場所があったので、「しもすわ今昔館おいでや」で自転車を借りることに。ここは博物館、足湯以外にレンタサイクルもできるのです。1時間100円で電動自転車を利用できるので、坂道も余裕です。
諏訪神仏プロジェクトで公開されている禅宗寺院の慈雲寺は、苔むす参道がとても美しいお寺です。境内がとてもきれいに整えられているので、ずっと見ていたくなります。
◆慈雲寺
住所:諏訪郡下諏訪町東町中606
電話:0266-27-8171
慈雲寺 関連HP
春宮の近くにパン屋を発見。どこが入口かわからず、パンが焼ける香りをたどって見つけました。ここではかわいいチョコパンを購入。
◆pain moji
住所:諏訪郡下諏訪町大門190-4
電話:0266-55-5205
営業時間:10:00~18:00 ※売り切れ次第終了
定休日:月・水・木・金・日曜日
pain moji 関連HP
1日目は「下社 秋宮」へ行ったので、2日目は「下社 春宮」へ足を運びます。宿の女将さんに御柱祭や諏訪大社の由来を教えてもらいながら、新しくなった御柱などを拝見。10月といえば全国の神様が出雲へ出向く神無月ですが、諏訪大社の神様は諏訪に留まると言われており、一年中神様がお迎えしてくださる神社です。
長野県|諏訪郡下諏訪町
清楚な美しさを持つ幣拝殿
大隈流建築の傑作として名高い下社春宮の幣拝殿。国重要文化財に指定されている。脇には砥川の清流が流れ、杉の木立と相まって静粛な雰囲気。散策して対岸の万治の石仏まで向かうのも楽しい。
住所:長野県諏訪郡下諏訪町193
アクセス:JR中央本線下諏訪駅から徒歩20分
営業時間:通年|境内自由、授与所は8:30~16:30(閉門)
山猫亭から自転車で約10分。晴れていれば山の間から富士山が見られる場所があると女将さんに教えていただいたので、諏訪湖の湖畔までやってきました。
この日は曇り空だったのですが、富士山を見れました! いい旅の締めくくりです。
下諏訪を巡る今回の旅は、ぎん月の女将さんや宿のスタッフの方、街の方がおすすめした場所ばかり。みなさん本当に下諏訪が好きなんだと、地元愛を感じました。そして、私自身ももっとたくさんの人に下諏訪に来てほしいと思いました。
街の中心から諏訪湖湖畔まで自転車に乗って10分程度でほどよいサイクリングができたり、中山道を有する街並みをぶらり街歩きしたり、気軽に湯巡りできる温泉があったり、心と身体を休めるための張り切りすぎないほどよさが下諏訪の魅力のひとつだと感じました。これからの季節は紅葉が綺麗に見られるそう。ぜひ下諏訪でゆるりと癒される旅をしてみてください。
信州しもすわ温泉 ぎん月
参考になりましたか? 旅行・おでかけの際に活用してみてください。
記事企画・監修: 旅色編集部
ライター:neige