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2026/07/16
2026年7月15日、東急歌舞伎町タワー4階に「Sanrio characters Exhibition Hotel Floria Tokyo(ホテルフローリア トーキョー)」がオープンしました。韓国で話題を集めた体験型展示が、いよいよ日本に初上陸。テーマは、サンリオキャラクターたちが考えた"夢のホテル"です。
ここは、ただ眺めるだけの展示ではありません。受付でルームキーを受け取り、エレベーターで客室を巡り、最後にチェックアウトする——来場者は「観客」ではなく「ゲスト」として滞在します。開幕に先立つメディア内覧会で、全エリアを体験してきました。
この記事の目次
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開会の様子
本展を企画したのは、韓国のクリエイティブプロダクション・d'strictと、株式会社サンリオエンターテイメント。メディア内覧会に登壇したd'strictのCEOは、通常の展示はグッズ販売に重きを置くものが多いとしたうえで、今回はそこから離れ、没入から体験できるものを見せたいと語りました。
また、サンリオキャラクターの故郷である日本での披露を大変嬉しく思っているとも述べ、ホテルというコンセプトのもと、チェックインから客室を巡る"滞在の経験"として設計したことを明かしています。
この設計思想は、館内のあらゆる場所に表れていました。ここからは、全エリアを順に見ていきましょう。

© 2026 SANRIO CO., LTD. (APPROVAL NO. P180519-3)
「ホテルフローリア トーキョー」の入口となるのが、ピンクを基調としたエントランスです。花々に囲まれた空間には、ホテルの外観を模したフォトスポットが設置されています。大きなトランクを抱えたなかまたちが、次々とチェックインしていく——そんな設定のもとに来場者を迎えてくれます。ここに滞在するのは自分だけではなく、キャラクターたちもまた同じ一日を過ごす「ゲスト」という位置づけ。扉の向こうをのぞき込むところから、ホテルでの一日が始まります。
「チェックインロビー」でゲストを出迎えてくれるのは、ポムポムプリン。受付では、本物のホテルさながらにルームキーが手渡されます。注目したいのは、キーに描かれるキャラクターがランダムだという点。どのなかまのカードを受け取れるかは、開くまでわかりません。「だれの鍵があたるかな」という期待から滞在が始まる設計です。このキーは館内を巡るあいだ持ち歩くもので、最後のチェックアウトでも使います。ロビーの奥には、キャラクターが集まったフォトスポットも用意されています。
客室へ向かう通路が「エレベーターホール」です。館内の各所にはエレベーターのサインが配置され、1階、2階、3階……と、フロアを上がりながら客室を移動していくイメージで構成されています。ボタンにもキャラクターがあしらわれ、細部まで"ホテル"としての世界観が保たれていました。実際には同じフロアを歩いているにもかかわらず、上階へ移動しているような感覚が生まれる仕掛けです。客室と客室をつなぐ廊下にも、ホテルのギャラリーを模した装飾が施されています。
「ハローキティルーム」は、赤と白を基調とした客室です。トレードマークのリボンと、リンゴのオブジェが空間を彩ります。目を引くのが、中央に据えられた白いグランドピアノと詩集。キティの将来の夢が「ピアニストか詩人になること」であることを踏まえた設えになっています。ピアノの椅子には実際に座ることができ、キティと並んだ一枚を残せます。大のなかよし「タイニーチャム」の姿も。キャラクターの背景を知るほど、発見が増えていくタイプの客室でした。
「マイメロディルーム」は、ピンクと花で満たされた温かみのある客室です。大きな窓の向こうには、マイメロディが暮らす「マリーランド」の景色が映像で広がります。木漏れ日のようなライトが、空間全体を柔らかく照らす作り。2階へと続く階段にはなかまたちが集まり、可愛い空間が広がります。おともだちの「フラットくん」「りすくん」の姿も見られます。階段の下に腰掛けての撮影も可能。廊下には「ピアノちゃん」のフォトスポットが設けられています。
「シナモロール バスルーム」は、シナモロールが生まれた"遠いお空の雲の上"を再現した客室です。大きな窓には青空と、シナモンの形をした雲。浴槽の前後どちらからでも撮影でき、一緒に湯船に浸かっているような一枚を残せます。洗面台の鏡ではサンリオキャラクターたちが遊ぶ映像が流れ、アメニティにもシナモンがあしらわれていました。なお、こうしたアメニティをモチーフにしたグッズは、ショップで購入できるとのことでした。おともだちのみるく、モカ、シフォン、カプチーノ、エスプレッソも登場します。
「クロミルーム」は、クロミがプロデュースしたという設定のゴージャスな客室です。黒をベースに、ネオン、ちょうちょ、ドクロ、大きな花が配置され、他の客室とは一線を画す雰囲気。レトロなテレビからはクロミの姿が流れ、光の蝶が空間を舞う演出も見られます。子分の「バク」を模したぬいぐるみが置かれているほか、ドレッサーや花のスツールでの撮影が可能です。どこかノスタルジックなヴィンテージの小物が随所に配され、じっくり探す楽しみのある客室でした。
「ガーデン」のエリアキャラは、リトルツインスターズのキキ。夜の庭でのピクニックをイメージした、花と星がきらめく空間です。星空にはリトルツインスターズや、おともだちの「雲の動物たち」の星座が浮かびます。このエリアの見どころは、テーブル上のインタラクティブな仕掛け。お花のケーキを所定の位置に並べると、ケーキが花のように色づき、サンリオキャラクターが映像で現れます。「次はだれに会えるかな」と、来場者自身の手で体験を動かせるエリアです。
「ボールルーム」のエリアキャラは、キキと双子のきょうだいであるララ。壁一面のスクリーンに、リズムに乗って踊るサンリオキャラクターたちが映し出されます。光が四方八方に反射する構造で、どこを見渡しても幻想的な空間が連なっていました。キャラクターごとに表情や動きが異なるため、目で追う楽しみもあります。d'strictが得意とする映像とインスタレーションの技術が凝縮されたエリアのひとつ。なかまたちと同じフロアでステップを踏んでいるような感覚を味わえます。
「プール」は、ハンギョドンがエリアキャラを務める客室です。特徴的なのは視点の設定で、プールを楽しむサンリオキャラクターたちを、まるでプールの中で泳いでいるような視点から眺められます。大型スクリーンに映るのは、青いプールを自由に泳ぎ回るハンギョドンやなかまたちの姿。大親友の「さゆりちゃん」も一緒に泳いでいます。ボールプールに腰掛けての撮影が可能です。ガラス越しに水底をのぞいているような、涼やかな心地よさが空間を満たしていました。
「ポンド」は、雨と釣りが大好きなけろっぴのために用意された水辺の空間です。見上げると、天井に飾られたカラフルな傘にぽつぽつと雨つぶが当たり、実際に雨音が聞こえてきます。正面のスクリーンでは、大きな蓮の葉の上でのんびりと釣り糸を垂らすなかまたちの姿が広がります。おともだちの「でんでん」も同席。館内では珍しく、静けさとゆったりした時間を楽しむ性格を持つエリアで、次のビーチへ向かう前のひと息にあたる位置に配置されていました。
「ビーチ」は、本展の最後を飾るエリアで、エリアキャラはポチャッコ。壁一面の超大型デジタルスクリーンと本物の砂によって、実際のビーチのような没入感が生まれています。靴のまま砂のエリアに立ち入ることができ、手触りを確かめながら進むことも可能です。砂浜を踏みしめながら進むと、サーフボードを持ったポチャッコとキティが笑顔で待っていました。おともだちの「ピーちゃんズ」の姿も。座って撮影できるスペースが用意され、室内であることを忘れるほどの開放感が広がります。
滞在の締めくくりが「チェックアウト」です。壁一面には、キャラクターたちがこのホテルで過ごした思い出の写真が飾られています。
ここで使うのが、エントランスで受け取ったルームキー。カード裏面のバーコードをスキャナーにかざすと、チェックアウトが完了し、フォトカードが発行されます。このカードは、そのまま持ち帰ることができます。
注目したいのは、フォトカードもまたランダムだという点です。入口で受け取るルームキーのランダム性と、出口で受け取るフォトカードのランダム性が呼応する構造になっています。いろんなともだちと出会ってもらいたいという意図のもとに設計された仕掛けで、来場のたびに異なる一枚が手に入ります。
チェックアウトの先は、オフィシャルショップです。
ここに並ぶのが、ホテルフローリアの限定グッズ。館内で見たルームキーや、各エリアのビジュアルを落とし込んだアイテムが揃います。担当者によれば、韓国のホテルフローリアの会場でのみ販売されていた商品を輸入しており、いまはこの会場でしか手に入らないとのことでした。
ラゲッジタグ/メタルキーリング
なかでも目を引くのが、"トラベル"を意識した品揃えです。ラゲッジタグ(全5種/各2,640円)とメタルキーリング(全9種/各1,760円)は、まさにホテルというコンセプトから生まれたアイテム。スーツケースやバッグに付ければ、滞在の記憶を日常へ持ち出せます。

ペーパーバッグ
見落としたくないのが、ペーパーバッグ購入者へのオリジナルタグです。このタグのデザインは、毎月変更される予定とのこと。会期が2027年5月末までのロングラン開催であることを踏まえると、月をまたいでの再訪を想定した設計といえそうです。
ペーパーバッグは大275円、小165円(いずれも税込)。持ち帰り用の袋を超えた、記念の一枚が付いてきます。
場の雰囲気に飲まれた男の末路

満を持してボールペンを購入
気がつくと、右手にボールペン(クロミ)を握りしめていました。
僕がまさかレジに並ぶとは思わなかったのでしょう、店員さんもこの表情です。

来世は雲の上で生まれてみたい
「ホテルフローリア トーキョー」の会期は、2027年5月31日(月)まで。会期中は無休です。
営業時間は10:00〜20:00で、最終入場は19:30。夜まで開いているので、新宿での予定と組み合わせやすいのも嬉しいところです。
チケットはイープラスにて販売されています。
▼チケット販売
イープラス

ランダムフィギュア
「ホテルフローリア トーキョー」は、キャラクターの世界を"眺める"のではなく、そこに"滞在する"ことを目指した展示でした。ルームキーを受け取るところから、フォトカードを手にするところまで、ひと続きの物語として設計されている点に、本展の性格がよく表れています。
新宿・歌舞伎町という立地に加え、2027年5月31日までのロングラン開催。ランダムのルームキーとフォトカード、毎月変わるペーパーバッグのタグと、再訪の余地も用意されています。気になった方は、ぜひチェックインしてみてください。
Sanrio characters Exhibition Hotel Floria Tokyo(ホテルフローリアトーキョー)
参考になりましたか? 旅行・おでかけの際に活用してみてください。
記事企画・監修:旅色編集部 なかしま
ライター:なかしま