【DayDay.紹介】皿鉢料理&可杯で宴会!高知の宴席文化「おきゃく」を東京でも体験
旅色編集部旅色編集部

東京都

職場・同僚 / 30代 / 訪れた時期:12月

2025/12/25

【DayDay.紹介】皿鉢料理&可杯で宴会!高知の宴席文化「おきゃく」を東京でも体験

日本テレビの情報番組「DayDay.」にて、「2026年の注目の旅行先」として旅色が紹介・推薦した高知県。多彩な文化が現在も色濃く残っており、さまざまな文化体験ができるので、おすすめしました。例えば高知には、「おきゃく」と呼ばれる“人と人との距離を自然と縮める独自の宴席文化”が古くから根付いています。自宅やお店にお客さんを招き、彩り豊かな料理とお酒を囲みながら語り合うことで、初めて顔を合わせた人同士でも自然と打ち解けていくことができるのです。
今回は、そんな高知の文化を求めて「土佐清水ワールド 新橋店」にお邪魔しました。ここで提供される期間限定プランに先駆けて、皿鉢料理の試食やお座敷遊びを体験しましたので、その料理の魅力や遊び方のポイントとあわせてレポートします。

高知で古くから伝わる「おきゃく」とは?

高知では、人が集まり飲み語らう場そのものを「おきゃく」と呼びます。単なる宴会ではなく、「料理・酒・遊び」を通して人と人がつながる、独特の宴席文化です。今回の取材会では、高知県観光政策課プロモーション担当の西村陸さん、「土佐の『おきゃく』2026」実行委員長を務める土佐かつおさんが登壇し、「おきゃく」について語っていただきました。

(高知県観光政策課プロモーション担当の西村陸さん)

忘・新年会の実施率と高知の宴席文化

まず、西村さんからは、高知の魅力や今回の「おきゃく文化体験プラン」を実施するに至った背景についてお話がありました。
東京商工リサーチの調査によると、全国的に忘・新年会の実施率がコロナ禍後、初めて減少しているそうです。一方で、高知は忘・新年会の開催率が全国トップクラスだといいます。西村さんは、その理由として、高知県に古くから根付く宴席文化「おきゃく」の存在を挙げていました。
高知では、世代や立場を越えてお酒や料理を囲む文化が今も続いています。その楽しみ方を、県外でも体験してもらう取り組みとして企画されたのが、今回のプランなのです。

(土佐の「おきゃく」2026実行委員長の土佐かつおさん)

高知の宴席で受け継がれてきた「おきゃく」

続いて、土佐かつおさんから、高知のおきゃく文化についてお話がありました。高知では、家の祝い事や地域の集まりなどをきっかけに、知らない人同士でも同じ席を囲むことが珍しくないそうです。土佐さんは、「子どもの頃から、そういう場が当たり前のようにあった」と話されていました。
「おきゃく」は、決まった形があるものではなく、その場に集まった人たちで自然に宴席ができあがっていくもの。お酒や料理を囲みながら会話が生まれ、場の空気ごと楽しむ文化なのだそうです。

こうした高知のおきゃくを象徴するのが、皿鉢料理とお座敷遊びです。そこで今回は「土佐清水ワールド 新橋店」で提供されるプランを実際に試食・体験しました。

おきゃくを象徴する華やかな皿鉢料理

「皿鉢(さわち)料理」は、大きな皿に多彩な料理を豪快に盛り付ける高知の食文化です。「好きなものを好きなだけ楽しんでほしい」という高知らしいおもてなしの心が込められており、少し残っていても“満足の証”とされています。大皿を囲むことで自然と距離が縮まり、場が一気に和むのも皿鉢ならでは。参加者みんなで乾杯の瞬間から一緒に楽しめる、まさにおきゃくを象徴する料理です。

「土佐清水ワールド 新橋店」で提供されるのは、「カツオの藁焼き」「地魚刺身の盛り合わせ3種」「おつまみ13品」の3つの皿鉢料理です。

高知の名物料理「カツオの藁焼き」

カツオの藁焼きは、高知を代表する名物料理で、藁の強い火力で一気に焼き上げることで、表面は香ばしく、中はしっとりとレアに仕上がっています。塩を軽く振って味わう“塩たたき”が定番の食べ方です。ほかにも、レモンやスダチなどの柑橘を絞ったり、ネギやミョウガなどの薬味を添えたりと、好みの組み合わせで楽しめます。

高知から直送される「地魚刺身の盛り合わせ3種」

高知から直送される3種類の地魚を盛り合わせた刺身皿鉢。この日は、ブリ・ハガツオ・ネイリが登場しました。種類ごとの味わいの違いを楽しめる、満足度の高い一皿です。高知は黒潮の恵みを受け、海と山が近い自然豊かな地域なので、魚の鮮度や旨味が際立つことで知られています。切り身のツヤから“高知の地魚らしさ”がしっかりと伝わるでしょう。
※ネイリは、カンパチの若魚を指す高知独特の呼び名

海の幸を中心に、13品の多彩なおつまみが並ぶ皿鉢料理

海老天ぷら、卵焼き、漬物盛り合わせ、長太郎貝の浜焼き、宗田だしの唐揚げ、海苔コロッケ、きびなごケンピ、焼きサバ寿司、土佐巻き寿司、めじか鰹の干物、ポテトフライ、ちくキュー、マンボウ湯引きの13品を豪快に盛り合わせた皿鉢。高知の食文化で親しまれてきた一品も多く、見た瞬間からわくわくする内容となっています。

好きなものを好きなだけ取るスタイルなので、私はカツオの藁焼き、ブリとハガツオの刺身、長太郎貝の浜焼きをいただきました。カツオの藁焼きはネギをのせてシンプルに。刺身は弾力があって、鮮度の良さをしっかり感じます。長太郎貝の浜焼きは、旨味がぎゅっと詰まった濃厚な味わいです。長太郎貝を初めて見たのですが、自然が作り出した色とは思えないほど、鮮やかでとてもきれいでした。

飲み干すまで置けないお座敷遊びで定番の「可杯」

「可杯(べくはい)」とは、飲み干すまで置けない仕掛けがある、お座敷遊びで定番の盃で、「天狗」「ひょっとこ」「おかめ」の3種類があります。6面の独楽(こま)にはそれぞれの絵が2つずつ描かれており、独楽の軸が向いた人が、止まった面の盃でお酒を飲むのがルールとなっています。

最も大きい「天狗」は鼻が長く、置くと必ず傾いてしまう形状です。「ひょっとこ」は口に穴が空いていて注がれた酒がこぼれるため、どちらも下に置けません。一番小さい「おかめ」は女性の顔を下にして置くのは失礼とされ、こちらも置けない盃なのです。結果、どの盃が出ても飲み干さなければならず、酒国・高知ならではの宴席に花を添える遊びとされています。

ドキドキ感が宴席を盛り上げる「菊の花」

「菊の花」は、「お酒のロシアンルーレット」とも呼ばれるお座敷遊びです。お盆の上に人数分の盃を伏せて、その中のひとつに菊の花を入れてシャッフルします。参加者で手拍子を打ちながら囃子唄を歌い、順番に盃を開けていきます。菊の花が入った盃を開けた人は、それまでに開いている数の盃にお酒を注がれ、飲み干すのがルールとなっています。

実際に私を含め5名で体験してみたのですが、どの盃に菊の花が入っているか分からない緊張感がありました。人によって「当たり」と思う人もいれば、飲む量が多くなるためハラハラする人も。私は2番目に順番が回ってきましたが、当たりませんでした。菊の花は最後の2つまで残り、最後に開けた方が当てると場は大盛り上がり! 運試しで笑いと一体感が生まれ、参加者全員で楽しめるお座敷遊びです。

お酒好きが多い高知県民の間では、「可杯」と「菊の花」どちらも周りが自然に助け船を出してくれるそうなので、あまりお酒が飲めない方や初めての方でもプレッシャーを感じずに楽しめるのだとか。誰もが一体感を持って参加できるので、宴席の雰囲気がさらに盛り上がりますね。

酒国・高知で育まれた、おきゃくに欠かせない地酒

酒国とも呼ばれる高知には18の酒蔵が点在し、料理と一緒に楽しめる「食中酒」も豊富に造られています。料理の味を引き立てるすっきりとした口当たりや、飲みやすさを重視したお酒は、古くから宴席や日常の食卓に欠かせない存在です。皿鉢料理とともに味わうことで、高知らしいおもてなしの心や食文化を、より自然に感じられるでしょう。

「土佐清水ワールド 新橋店」では、皿鉢料理やお座敷遊びに加え、「土佐鶴」や「船中八策」など高知の地酒も用意しています。カツオの藁焼きや新鮮な地魚の刺身と合わせて味わえば、東京にいながら高知の食体験を楽しめます。

東京で体験したおきゃく、次は本場高知へ

「土佐清水ワールド 新橋店」で体験できる、高知の宴席文化「おきゃく」。豪快な皿鉢料理に舌鼓を打ちながら、可杯や菊の花といった伝統的なお座敷遊びで盛り上がれば、場の雰囲気も自然と和みます。ぜひ、忘年会や友人との飲み会に取り入れて、いつもと違う宴席を楽しんでくださいね。

【おきゃく文化体験プラン】
期間:2025年12月9日(火)~2025年12月31日(水)
金額:7,500円(税込)
予約方法:ネット予約のみ
実施店舗:土佐清水ワールド 新橋店

さらに、2026年3月7日(土)~3月15日(日)には、高知市で「土佐の『おきゃく』2026」が開催されます。おきゃくだけでなく、市や音楽・踊り、アート&カルチャー、スポーツなど、さまざまなイベントが市内各所で行われ、街全体がにぎわうのが特徴です。実際に高知を訪れて、ぜひ本場のおきゃく文化を体験してみてはいかがでしょうか。

【土佐の「おきゃく」2026のご案内】
開催:2026年3月7日(土)~3月15日(日)
場所:高知市中心商店街など

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