さっぽろテレビ塔の歴史
~塔博士が建てたタワー6兄弟の四男として誕生~
札幌市内のテレビ放送を目的として建設された電波塔は、
電波発信の役割を終えてもなお、半世紀以上にわたって
愛される札幌のランドマーク的存在に。
赤と緑の配色に大きな時計が印象的ですが、現在に至るまで様々な出来事がありました。
-
1956
高所の作業にもかかわらず、当時の作業員は命綱なしで建設を進めていたそう。
着工からわずか半年後に塔が完成しました
- 地元の方々の熱意によって大通西1丁目に設置を可決
- 6月 テレビ塔の建設着工
- 12月 テレビ塔完成、NHKがテレビ電波を送信開始する
-
1957
地下1階には映画劇場がありましたが、札幌地下街オーロラタウンとテレビ塔地下西側が直結した際に廃止となりました。
完成当初は展望台に上るために1時間待つのが当たり前だったそう。プラネタリウムは現在閉鎖していますが、真ん中の緑色の屋上にドーム型の施設を見ることができます。
- 8月 さっぽろテレビ塔オープン
映画劇場同時オープン - 12月「プラネタリウム」オープン
- 8月 さっぽろテレビ塔オープン
-
1961
バス停が近くにあり「時計がほしい」という市民の声に加え、当時の松下電器産業が宣伝効果を見込んで時計の設置(寄贈)に動いたと言われています。
時計の文字色は省エネ対策のため、ネオン球に取り替えられ緑色の時期がありましたが、見えにくくなってしまい現在のオレンジ色に戻ったという経緯があります。
- 10月 電光時計が設置される
-
1963
元々は銀色の一色でしたが、塔体が薄朱色で展望部分が薄い緑色の2色のカラーになりました。
- 塔体の色の塗り直しが行われる
-
2002
知る人ぞ知る「タワッキー」は、さっぽろテレビ塔の公式キャラクター。施設のどこかにオブジェがあるので、探してみよう。
テレビ父さんは温泉と仕事が趣味で、酒好き・野球好き・ギャンブル好き。でも家族の事を一番大切にしてる素敵なお父さんです。個性豊かな家族にも注目!
- 2月 公式キャラクター「タワッキー」が誕生
- 5月 非公式キャラクター「テレビ父さん」が誕生
-
2006
現在のイルミネーションはキャンペーンやイベントに合わせて色彩も変更されるので、訪れる度に異なる雰囲気を楽しめます。
- 多機能イルミネーションが完成
-
2010
札幌の夜景は「日本新三大夜景」にも選ばれています。
- 日本夜景遺産に認定
-
2017
開業以来、展望台には約2400万人が入場。
60周年の企画として、屋上からロープをつけてジャンプする「テレビ塔ダイブ」などのイベントを開催しました。- テレビ塔開業60周年