【中国地方おでかけ】パワースポットも!厄除けの祈祷で有名な神社仏閣16選

【中国地方おでかけ】パワースポットも!厄除けの祈祷で有名な神社仏閣16選

観光・カルチャー

2025/03/04更新

中国地方には神話の舞台となっているスポットが多く、パワースポットとして有名な神社や寺院が数多くあります。その中でも、特に厄除けの祈祷でご利益があるとされる神社や寺院をご紹介します。なお、こちらの情報は2025年2月時点のものです。実際に参拝する前に、神社や寺院の公式HPなどで最新の情報を確認することをおすすめします。

中国地方にある厄除けの祈祷で有名な神社仏閣16選

画像はイメージです

中国地方には厄除けのご利益が期待できる神社・寺院がたくさん

厄年を迎えたり、なんとなく運が悪いと感じたりする時、神社やお寺で厄払いや厄除けの祈祷を考える方も多いでしょう。せっかくなら、厄除けのご利益がある場所で、しっかりと祈祷を受けたいものです。

中国地方には古くからの神話に関連するスポットも多く、各地にご利益を期待できる神社や仏閣があります。そこで、今回は中国地方で厄除けの祈祷がよく知られている神社仏閣をご紹介します。

【広島】秋葉山 光妙院

災難や病除けのご利益が期待できる、波切不動を祀るお寺

「光妙院」は初代住職が重い病で生死の境をさまよっていたとき、夢枕に波切不動が立ち、七日の間その眼力を戴いたところ、病気が快癒したことから、1966年に京都の醍醐寺三宝院で得度を受けて開いたお寺です。

そのため、波切不動は厄除けや災難除け、病気の身代わりにご利益がある本尊とされており、篤く信仰を集めています。毎月28日のご本尊不動明王の御縁日には、不動護摩(護摩祈願)が行われており、さまざまな願い事にご利益があるとされます。身体健康や厄払い、災難除けなどを願う方におすすめです。

【広島】宮島弥山 大本山 大聖院

「日本三大厄除け開運大師」のひとつ

広島の観光スポット・宮島で最も古い歴史を持つ大聖院は、806年に空海によって開創されたと伝えられています。皇室との関係も深く、数多くの仏様を祀っていることから、霊験あらたかなお寺として多くの方が参拝に訪れます。

霊山・弥山の頂上からの景色は、「日本三景の一の真価は頂上の眺めにあり」といわれるほど美しく、境内を巡りながら足を延ばして宮島の景色を楽しむ方も多く見受けられます。

また、大聖院は「日本三大厄除け開運大師」のひとつとして、厄除けのパワーが大きいとされるお寺
です。ここには2種類の祈祷があります。「弘法大師守護神 三鬼大権現祈祷」は、弘法大師の修行の際にお大師様をお守りした鬼神・三鬼大権現に基づくもので、中国地方随一のご利益があるとされています。また、「特別護摩祈祷」は、真言密教の秘法によって煩悩を清らかな願いへと高め、成就させる力があるといわれています。

【広島】広島東照宮

徳川家康ゆかりの神社、厄年三年祓で厄除けを

「広島東照宮」は徳川家康を祀る神社で、1648年に当時の広島藩主・浅野光晟公によって創建されました。この藩主の生母が家康の三女であったことから、祖父の遺徳を敬い、城下町の平和を願って建立されたといわれています。

1945年の原爆投下で大きな被害を受けましたが、唐門などは焼失を免れ、現在では市の重要有形文化財に指定されています。また、観光スポットとしても人気があります。

勝負運や安産祈願などのご利益があるとされ、多くの方が参拝に訪れていますが、「厄年三年祓」という厄除けの祈祷も有名です。この祈祷は、厄年とその前後を含む三年間(前厄・本厄・後厄)にわたって受けるものです。無事にこの期間を過ごせたら、ぜひ厄明けの祈祷も受けましょう。

【広島】鶴羽根神社

鶴の縁起物が人気、厄除けのパワーも期待できる

「鶴羽根神社」は、源頼政の室である菖蒲ノ前にゆかりを持つ神社で、「椎木八幡宮」とも呼ばれていました。広島二葉山山麓七福神めぐりのひとつとしても知られ、弁財天を祀っています。原子爆弾の投下で大きな被害を受けましたが、難を逃れた石鳥居などは、当時のままの姿を今に伝えています。

国家鎮護や武運長久、家内安全など、さまざまなご利益があるとされています。鶴をモチーフにした縁起物が多く、特に「金の願い鶴」は、願い事を記入した紙を中に詰めて奉納すると、その願いが叶うといわれています。

また、応神天皇、神功皇后、仲哀天皇の八幡三柱の神と、伊邪那伎命、伊邪那美命の妹背二柱の神を祀っており、厄除けのパワーも期待できます。厄払いも行っていますので、気になる方はお問い合わせください。

【岡山】由加神社本宮

厄除け総本山、「有求必應」のご利益は期待大

「由加神社本宮」は、古くから磐座信仰に基づく歴史を持ち、733年に行基が十一面観音を祀ったことから、神仏混淆の霊山として信仰を集めてきました。江戸時代からは金刀比羅宮との「両参り」が盛んに行われ、多くの人々が参拝に訪れたと言われています。

由加神社本宮は、日本三大権現のひとつであり、厄除けの総本山として広く知られています。表参道には19段、25段、33段、42段、61段の厄除け階段があり、参拝することで悪いものを洗い流すパワーがあるとされています。また、由加の大権現は「有求必應」、「求めがあれば必ず応じてくれる」神様だともいわれています。境内のパワースポット巡りもぜひおすすめです。

【岡山】由加山蓮台寺

厄除けの寺として有名、厄除大不動のパワーは絶大

「蓮台寺」は、行基によって「瑜伽大権現」を霊地「瑜伽山」にお迎えし、また「本尊十一面観世音菩薩」を光を放つ香木から彫り出して祀ったことに始まる由緒あるお寺です。瑜伽大権現は、日本三大権現のひとつに数えられ、ご利益がある権現様とされています。

「厄除けの寺」としても広く知られており、代々の備前藩主の祈願寺としても信仰されていました。特に総本山の厄除大不動は日本最大級の規模を誇り、パワースポットとしても有名です。また、僧侶による「転読」による祈祷を受けることができるので、お寺での厄除けを考えている方はぜひチェックしてみてください。

【岡山】和気神社

和気清麻呂を祀る神社、清麻呂のパワーで災厄を払いのける

「和気神社」は、宇佐八幡宮神託事件(道鏡事件)で活躍した和気清麻呂公の生誕地にあり、清麻呂を祀る神社です。清麻呂が宇佐八幡宮に参拝した際、足を痛めると、たくさんのイノシシが現れて清麻呂を宇佐八幡まで案内したという伝説があり、このことから狛イノシシが祀られ、足腰の神様としても知られています。また、清麻呂の姉である和気広虫は孤児の養育に尽力したことから、子どもの神様、守り神としても親しまれています。

清麻呂は道鏡事件という未曽有の国難に立ち向かい、災いを払いのけたことから、運を開き災厄を祓う神として信仰を集めています。そのため、厄年の方や災難が多いと感じている方々に、災厄を祓うご利益が期待されています。

【岡山】餘慶寺

太陽の光で悩みを祓う、護摩祈祷による厄払いもおすすめ

「餘慶寺」は、749年に報恩上人によって開基されたと伝わる備前四十八カ寺のひとつで、江戸時代には岡山藩主池田氏の庇護を受けて栄えました。多くの堂宇を持つ一山一寺多院制を採用しており、さまざまなご利益があるとされ、篤い信仰を集めています。

標高約60mの小高い山に位置していることから、「上寺」と呼ばれ、これが山号となっています。

高い場所にあり、太陽の光を存分に浴びることから、悩める心や縛られた考えから解き放たれるといわれています。毎月8日に薬師堂で護摩祈祷が行われるため、厄払いを願う際には予約をおすすめします。

【岡山】最上稲荷山 妙教寺

神仏習合のお寺、除厄得幸の祈祷はおすすめ

「最上稲荷山 妙教寺」は8世紀に創建され、報恩大師が当時の天皇の病気平癒を願って祈祷を行ったことに始まります。日蓮宗の寺院ですが、明治時代の神仏分離令の際に特別に神仏習合の祭祀形態が認められ、寺院でありながら鳥居を持ち、本殿は神宮形式を併せ持つというめずらしい特徴があります。

そのため、この場所はパワースポットとしても広く知られており、さまざまなご利益が期待できます。特に御本尊の「最上位経王大菩薩」は度重なる戦火を逃れたことから、五穀豊穣や開運をはじめとする多くの福徳を授けるとされ、信仰を集めています。中でも、除厄得幸の祈祷は自分に降りかかる厄を祓い、幸福を得るとされ、厄除けを願う方々におすすめです。

【岡山】西大寺

天下の祈祷寺であり災いを打ち砕く厄除けの神

「西大寺」は751年、周防の国玖珂庄に住む藤原皆足姫が観音菩薩の妙縁を感じ、金岡の郷に草庵を開基し、千手観音を安置したことに始まるといわれています。777年、安隆上人がこの地で犀角を沈めたことから「犀戴寺」と称されましたが、その後、後鳥羽上皇の祈祷文により「西大寺」に改名されました。

このように、西大寺は天下の祈祷寺として知られ、さまざまな祈祷によるご利益があるとされています。特に牛王所殿には、金刀比羅宮から伝わった金毘羅大権現の御本体が祀られており、災いを打ち砕く厄除けの神として篤い信仰を集めています。

【岡山】備前国総社宮

備前国の御祭神全てを祀る神社、パワースポットとして人気

平安時代、朝廷から派遣された国司は、入庁前にその国の総社で儀式を行う必要がありました。そのため、各国にはその国の神々を合祀した総社が設けられていました。「備前国総社宮」はそのような総社のひとつで、備前国の128社の御祭神が祀られています

主祭神は「大己貴命(おおなむちのみこと)」で、因幡の白うさぎのけがを治した神様として広く知られています。そのため、病気平癒のご神徳があるとされています。また、すべての御祭神が祀られていることから、中国地方有数のパワースポットともいわれています。

【山口】龍蔵寺

山口市最古の古刹、自然豊かな「人間回復の寺」

「龍蔵寺」は698年に役小角が奥之院の岩窟で熊野権現を勧請し、秘法の護摩供を行ったことに始まる、山口市内最古の古刹です。お寺がある場所は古くから山岳修行の行場として知られ、滝行や座禅、祈祷などの修行体験ができるほか、春には牡丹、秋には紅葉が美しい名所として楽しめます。

自然豊かなパワースポットであることから、「人間回復の寺」とも呼ばれ、身も心もリフレッシュできる場所として親しまれています。厄除け祈願を受けた後は、薬草を主な材料とした真言密教膳で、精進料理を堪能することができます。

【山口】山口県 高野山真言宗 岩屋山地蔵院

「人面岩」は有名なパワースポット、桜や紅葉も楽しめる

こちらのお寺は747年に行基によって創建されました。最初は「長安寺」という臨済宗のお寺でしたが、衰退後、明治時代に防府の国分寺の塔頭であった地蔵院が現在の場所に移され、真言宗の地蔵院として再興されました。現在に至るまで、その歴史を刻んでいます。春の桜や秋の紅葉など、四季折々の植物が美しく、参拝者の目を楽しませてくれます。

境内には「人面岩」があり、特に有名です。鎖を使って岩の上に登ることができ、岩の頂上にはお不動様が刻まれています。この場所は古くから登拝行の場としても知られ、厄払いのパワースポットとしても有名です。多くの方々が、鎖を伝って岩を登ることで厄払いを願いに訪れています。

【山口】琴崎八幡宮

お守りの種類は日本一、「清祓い」で身も心もすっきりと

「琴崎八幡宮」は、859年に僧侶行教が宇佐八幡宮のご分霊を勧請する際、時化に遭い、この地に寄港したことから始まる、古い歴史を持つ神社です。行教は分霊をこの地にとどめたと伝えられています。

安産、育児、縁結びなどのご利益があるとされ、お守りの種類は日本一ともいわれ、多くの人々が参拝に訪れています。

地元では「宇部のはちまんさま」としても親しまれており、厄払いのほか、「清祓い」でも知られています。悪いことや不思議な出来事が身の回りで気になる方は、ぜひ「清祓い」で心も体もすっきりと整えましょう。

【島根】佐太神社

古代からの歴史を持つ神社、重要文化財の本殿は必見

この神社は、垂仁天皇の時代(4世紀頃)に創建され、717年に再建されたと伝えられています。また、733年に編纂された「出雲国風土記」にも当社の記述があり、古代にはこの地域の祖神である佐太大神を祀る神社として繁栄していたと考えられています。本殿は、大社造りの本殿が3つ並ぶめずらしい形式をしており、国の重要文化財にも指定されています。

主祭神の佐太大神は、出雲国で最も尊いとされる四大神のうちの一柱で、猿田彦大神と御同神ともいわれています。また、当社は「悪縁切り」の祈祷で有名で、悪縁を断ち切り、良縁を招くご利益があると人気です。「縁結び」と「縁切り」の両方を願うことができるため、災厄を祓い、良縁を得たい方にはぴったりの場所です。

【島根】一畑薬師

心身の健康を守ってくれる「めのやくし」

「一畑薬師」は、894年に漁師が海で見つけた仏像を安置し、日夜祈りをささげたことから始まります。この仏像は薬師如来で、夢枕のお告げに従った結果、漁師の母の目が回復したことから、「めのやくし」として篤い信仰を集めてきました。

一畑薬師は、出雲市の標高200mの一畑山に鎮座しています。参道は森に囲まれ、進んで本堂にたどり着くと、眼下に出雲の美しい景色が広がります。この絶景を楽しみに参拝に訪れる方も多く見られます。

薬師如来を祀ることから、体と心を守る霊験あらたかな寺院として知られ、厄払いのほか、病気平癒などのご利益も期待されています。

厄除け祈祷で有名な神社・寺院で祈祷を受けてみよう

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中国地方には神話の舞台となった場所が多く、パワースポットとして知られる神社や寺院が各地に点在しています。さまざまな厄除け祈願が行われているため、気になることがある方は、ぜひこれらの神社や寺院で祈祷を受け、すがすがしい気持ちで日々を過ごしてみてはいかがでしょうか。

旅色編集部 おおもと

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記事企画・監修:旅色編集部 おおもと

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