【兵庫】パワースポットにおでかけ!おすすめの神社・神宮・寺院17選

【兵庫】パワースポットにおでかけ!おすすめの神社・神宮・寺院17選

観光・カルチャー

2024/10/02更新

兵庫県には、日本最古などの1000年以上の歴史をもつ神社や神宮、寺院が点在し、さまざまなご利益を授かれるパワースポットとして知られています。また神社・神宮、寺院の所在は、兵庫県の地理を反映し、都市の中、海沿い、山などバラエティー豊かです。本記事では、兵庫県にある神社・神宮・寺院から、おすすめを紹介します。パワースポットに至るまでの道中では、兵庫県の街並みや自然の絶景を眺めながら散策してみましょう。

【神戸市中央区】湊川神社

街のなかでも澄んだ空気に満ち溢れた神社

湊川(みなとがわ)神社は、明治天皇が1872年に創建された神社で、地元では「楠公(なんこう)さん」と親しまれています。祭神は、楠木正成(くすのきまさしげ)公で、智・仁・勇の三徳を備えた南北朝時代の名将です。楠木に覆われた境内は、神戸市という街のなかでも澄んだ空気で満ち溢れ、パワースポットらしい趣を感じられます。歴史に精通している参拝者は、聖地巡礼の一環として訪れたい場所です。幸せがおとずれるブーケをかたどったお守りなど、さまざまなお守りがあるため、お気に入りが見つかるかもしれません。

【神戸市東灘区】弓弦羽神社

勝利を祈願したい神戸のパワースポット

弓弦羽(ゆづるは)神社は、849年に根本熊野三所大神を祀ったことが起源とされる神社です。厄除開運、家内安全、交通安全守護、諸願成就などのご利益があるとされています。また神社のシンボルで、熊野大神の使いでもあるヤタノカラスのご利益のひとつである“勝利”を祈願する神社としても親しまれています。 矢に乗るヤタノカラスが彫刻された、御影石製のサッカーボール像が境内の本殿の横にあり、こちらは必見です。また厄払いでは、息を吹きかけることで自分の災いを移した玉(斎玉・いつきたま)を、祓石(はらえいし)にぶつけて割る玉祓(たまはらい)の儀式も受け付けています。日々のストレスも一緒に吹き飛ばしてみてください。境内は、神戸市の天然記念物に指定された樹齢370年の椋の木や、樹齢450年の大楠などの木々に囲まれたパワースポットです。

【加古川市】日岡神社

安産の神様として奈良時代から親しまれている神社

日岡(ひおか)神社は、天伊佐佐比古命(あめのいささひこのみこと)を祭神としている神社です。 天伊佐佐比古命が、稲日大郎姫命(いなびのおおいらつめのみこと)への安産祈願が叶い、双子の皇子が無事に誕生したことから「安産の神様」として親しまれています。特殊神事の亥巳籠(いみごもり)は、祭儀を行う神職が神社に籠り、地域の平和と繁栄を祈願するものです。お守りや絵馬などの頒布もあり、参拝の記念になります。周辺を日岡御陵を含む日岡山古墳群の緑に囲まれたロケーションで、参拝のあとは、四季折々の美しい景色を眺め、ゆっくりとした時間を過ごせるでしょう。

【宝塚市】伊和志津神社

格式高い神社、境内の花手水が心をつかむ

伊和志津(いわしづ)神社は、須佐之男命(すさのおのみこと)を祀っている神社です。疫病や災難除け、縁結びなどのご利益があります。戦国武将の加藤清正(かとうきよまさ)公が生け捕った虎を境内で飼育した逸話が残る神社。1960年代には、漫画家の手塚治虫が絵を奉納しており、手塚キャラクターとコラボレーションした御朱印や絵馬が期間限定で頒布されています。住宅地に囲まれた境内ですが、至る所には花手水が見られ、訪れた人の心をつかむ魅力的なスポットです。

【宝塚市】西宮神社

福の神・商売繁盛のえびす様を祀る神社の総本社

西宮(にしのみや)神社は、福の神・商売の神である蛭子(えびす)神を祀っています。また蛭子神をお祀する神社の総本社です。 総ヒノキ造りの本殿は、三連春日造り(さんれんかすがづくり)の珍しい構造です。豊臣秀頼(ひでより)による寄進と伝わる、彩色の表大門は、国の重要文化財に指定され、本殿後方一帯のえびすの森は、兵庫県から天然記念物に指定されています。境内、周辺の緑とも訪れる人々を魅了するパワースポットのひとつです。

【宝塚市】中山寺

子授祈願、安産祈願の観音霊場

中山寺は、聖徳太子が創建したといわれる日本でも古くからある観音霊場とされる寺院です。本尊には十一面観世音菩薩(じゅういちめんかんぜおんぼさつ)が祀られ、西国三十三所観音霊場の第二十四番札所でもあります。安産のご利益があることで知られており、1300年の歴史を持つパワースポットです。境内には梅林や藤棚などの花を愛でるスポットもあります。

【川西市】神秀山 満願寺

願いが叶うお寺として親しまれるパワースポット

神秀山 満願寺(しんしゅうざん まんがんじ)は、奈良時代に創建され、源氏一門の祈願所として栄えたお寺です。願いが叶う場所として人々に親しまれています。新西国三十三ヶ所、第十三番霊場に指定されており、観音堂には千手観音菩薩が祀られています。境内は特徴的な山門や金堂、毘沙門堂(びしゃもんどう)、釣鐘、国の重要文化財に指定された九重の石塔など見どころ満載です。参拝のあとは喫茶坊縁や満願寺蕎麦でゆっくり休憩したり、お腹を満たすことができます。寺は古来の山岳仏教の伝統を受け継ぎ、鎮守の森や里山などの自然に囲まれた環境です。

【西宮市】神呪寺

年に一度、一般公開される秘仏

神呪寺(かんのうじ)は、地元で「甲山大師(かぶとやまだいし)」の名で親しまれる寺院です。御本尊の如意輪観音(にょいりんかんのん)は、「融通観音」とも呼ばれ、弘法大師が神呪寺の開祖である如意尼(にょいに)の姿を写して刻んだと伝えられる秘仏です。 5月18日は、年に一度の秘仏を一般公開する御開帳日となるため、多くの参拝者が訪れます。 六甲山の東にある甲山(かぶとやま)の麓にある古刹です。甲山は「神の山」とされています。

【西宮市】廣田神社

全国から参拝者が訪れる必勝祈願の神社

日本最古の国史書「日本書紀」に名を残す廣田神社は、神功皇后が建国後初の海外遠征で勝利をもたらした天照大御神の荒魂を武庫の地・廣田の国に祀ったのが起源とされています。開運隆盛、子授安産、立身出世、勝運合格など多くの御神徳があり、兵庫県西宮市や御前浜、大阪湾が見渡せる境内は、約53,000平方メートルに及びます。年間を通じてさまざまな行事が行われ、日本各地から多くの参拝者が訪れます。

【姫路市】廣峯神社

広峰山山頂にある眺望の良いパワースポット

廣峯(ひろみね)神社は、広峰山(ひろみねさん)の山頂に位置する神社です。素戔嗚尊(すさのおのみこと)が祀られており、縁結びや厄除け、病気平癒などのご利益があるとされています。本殿は室町時代中期、拝殿は江戸時代に再建し、国の重要文化財に指定されており、歴史的な建造物として価値の高い場所です。広嶺山の山頂にある境内からは姫路市街と瀬戸内海東部を一望でき、眺めの良いパワースポットとしても人気を誇ります。

【赤穂市】赤穂大石神社

歴史を知り、楽しむ施設がある神社

赤穂大石(あこうおおいし)神社は、江戸時代の赤穂事件で討ち入りを果たした大石内蔵介良雄(よしお)以下四十七義士命らを主神に祀る神社です。4月の第2日曜日には春の義士祭、 12月14日に義士祭が行われ、多くの参拝客が訪れます。併設されている義士史料館には、義士の書状、暇乞(いとまごい)状、木像などが展示されているため、赤穂義士の歴史を深く学べるでしょう。

【赤穂市】伊和都比売神社

瀬戸内海の航海の安全を見守るパワースポット

伊和都比売神社(いわつひめじんじゃ)は、もともと海上の岩礁・八丁岩にあった社でした。浅野長直が1683年に現在の場所へ移したとされています。 祭神は、女性の神様である伊和都比売大神(いわつひめのおおかみ)です。ご利益は、航海の安全や縁結びなど。縁結びには恋愛成就のご利益もあり、姫御守(ひめまもり)を求める参拝者が多く訪れます。鳥居の先には瀬戸内海が広がりますが、神社がその位置にあるのは航海安全を見守るパワースポットだから。

【淡路市】伊弉諾神宮

「国生み」の伝承にゆかりのある神社

伊弉諾神宮(いざなぎじんぐう)は、伊弉諾尊(いざなぎのみこと)、伊弉冉尊(いざなみのみこと)を御祭神とする神社です。二神は日本列島を生み出したと伝えられる「国生み」の伝承とゆかりがあり、古事記や日本書記に記載されている神社のなかでは、日本最古とされています。境内には県の天然記念物である夫婦大楠(めをとのおほくす)がそびえ立ちます。樹齢約900年の夫婦大楠は、二神が宿る御神木です。また伊弉諾神宮が鎮座する位置は、東西南北にゆかりある神社が配置された中心で、パワースポットとされています。

【丹波市】白毫寺

藤の花や紅葉、四季の花々が楽しめるお寺

白毫寺(びゃくごうじ)は、705年に法道(ほうどう)仙人によって創建されたお寺です。本尊は、秘仏の薬師瑠璃光如来(やくしるりこうにょらい)で、人々のさまざまな悩みや苦しみを救うご利益があるとされています。鎌倉時代の境内には、七堂伽藍(しちどうがらん)が立ち並んだと伝えられていたそうです。現在は四季折々の花々が美しい風景を彩り、太鼓橋が架かる心字池には錦鯉が群れる姿も見られ、風情を感じさせられます。5月の九尺藤や、秋の紅葉の時期がベストシーズンで、より美しい景観を楽しめるでしょう。

【丹波市】柏原八幡宮

全国各地から参拝者でにぎわう八幡宮

柏原(かいばら)八幡宮は1024年に建立された神社で、誉田別命(ほんだわけのみこと)、息長足姫命(おきながたらしひめのみこと)、比賣三柱命(ひめさんちゅうのみこと)が御祭神です。ご利益は、厄除開運、家内安全、勝負必勝など。「丹波柏原の厄神さん」という別称を持ち、厄除の神威が高いことで知られています。境内には、国の重要文化財に指定されている本殿や、兵庫県指定の重要文化財である三重塔などがあります。厄除けのお守りや、三重塔を描いた色鮮やかな御朱印帳などが人気です。毎年2月17日から18日に行われる厄除大祭では、17日の夜に日本最古の形式とされる厄除神事「青山祭壇の儀」が執り行われ、全国各地から多くの参拝者が訪れます。

【丹波市】高源寺

名の知れたお寺、威厳が漂うパワースポット

高源寺(こうげんじ)は、かつては3,000を数える末寺があった、臨済宗中峰派(りんざいしゅうちゅうほうは)の本山寺院です。本堂や三重塔は威厳が漂い、趣を感じられる点が魅力的です。境内を彩る天目かえでの紅葉は有名で、特に惣門から山門までの階段にあるかえでがトンネル状に紅葉するのが見どころ。4名以上で訪れたときには、予約制の精進料理を味わってみてください。

【丹波市】達身寺

平安・鎌倉期の仏像がおられるお寺

達身寺(たっしんじ)は、創建が8世紀頃とみられている寺です。平安、鎌倉時代の仏像が約80体保管されており、国の重要文化財が12体、県指定文化財が34体、市指定文化財が33体として登録されています。ひとつの寺に、これだけの数の仏像があることは稀です。境内は春になると、黄色の水仙や薄紫のカタクリ、秋には色とりどりのコスモスなどに彩られます。四季折々の美しい景色を楽しめるでしょう。

まとめ

本記事では、兵庫にあるパワースポットとされる神社・神宮・寺院から、おすすめを紹介しました。紹介したスポットから、自分の願い事を成就させてくれたり、厄を祓ってくれたりするような寺社を見つけたら、参拝に行ってみましょう。また自然のエネルギーを感じ、リラックスした時間を過ごすなどのリフレッシュ目的でパワースポットを訪れ、心身ともに整えてみましょう。

旅色編集部 なかやま

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記事企画・監修:旅色編集部 なかやま

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