- 日帰り
奈良の避暑地「天川村」で修験道に触れる旅。日帰りで洞川温泉へ
- 吉野(奈良県)
- 予算:4,000円〜
・旅行する時期やタイミングにより変動いたします。あくまでも目安ですので、旅行前にご自身でご確認ください。
・料金は1名あたりの参考価格で、宿泊施設は1泊2食付き週末料金を参考にしています。
更新日:2023/08/02
トンネルが開通し、好アクセスとなった天川村。険しい山々の麓にある洞川温泉は、世界遺産「大峯奥駆道」の入口となっています。大峯山は今でも女人禁制の山。そんな歴史の重みを感じながら、役行者も籠ったとされる鍾乳洞や岩屋など修験道の聖地を巡り、とろとろの湯に浸かってみてはいかが?
洞川(どろがわ)温泉の町並み
味処 きらく九兵衛
面不動鍾乳洞
五代松(ごよまつ)鍾乳洞
一之行場(いちのぎょうば) 蟷螂(とうろう)の岩屋・こうもりの岩屋
詳細なアクセスはこちらをご確認ください。▶詳細
読者プランナーのおすすめポイント
- ★ 道中、天川村で唯一の信号がある「川合(かわあい)交差点」を経由します。渋滞がほぼない村の中に信号を作ったのは、地元の子どもたちに信号とは何かを教える交通教育のためなのだとか
- ★ 川合交差点から山の方へ登っていくと、バス停にもなっている「洞川温泉センター」に到着します。車をいくつかあるパーキングに停め、洞川温泉観光案内所で情報をゲットしましょう。ここからは温泉街を歩いて散策します
- ★ 洞川温泉街は“行者さん通り”とも呼ばれ、山上川(さんじょうがわ)の岸に行者を迎える多くの旅館、民宿、土産物店が立ち並び、ノスタルジックな雰囲気の町並みが続きます。こちらの温泉街をのんびり散策しながら、ランチスポットを探してみて。和食の料理店に混じって、レトロなカフェもありますよ
- ★ お土産におすすめなのは、大峰山の開祖「役行者(えんのぎょうじゃ)」がその製法を伝えたとされる胃薬「陀羅尼助(だらにすけ)」。古来より副作用の心配のない自然の生薬として親しまれる1300年の歴史を持つ胃腸のお薬を、購入してみてはいかがでしょうか
読者プランナーのおすすめポイント
- ★ 温泉街にある大正6年創業の老舗で、美しい清流や緑の山々を眺めながらゆったりと昼食をいただきましょう。おすすめは「きらく満天御膳」。出汁が自慢のにゅうめんや地元の名水で作ったあんかけ豆腐、しいたけや鶏肉、グリーンピースを入れた具だくさんの玉子焼き、吉野の郷土料理「めはり寿司」などが味わえますよ
- ★ めはり寿司とは、浅漬けの葉でくるんだおにぎりのこと。地元の料理を味わうことも旅の醍醐味ですね
読者プランナーのおすすめポイント
- ★ 洞川エリアでの最もお勧めのスポットは、「鍾乳洞」です。洞川は“修験道の始まりの地”ともいわれ、険しい山の中にはさまざまな自然の神秘が今もなお手つかずで残っています。なかでも洞川地区に3つある鍾乳洞は、役行者の厳しい修行を体感できる特別な場所。どれか1つでもいいので、ぜひ入ってみてくださいね
- ★ 「面不動鍾乳洞」は、洞川温泉街の入口近くにありアクセスもしやすくておすすめ。切り株の形をした「どろっこ」というモノレールで入口まで登ることができます。洞内は夏でも平均気温が8度と、真冬のような寒さ。夏に訪れるなら、薄手のウインドブレーカーやカッパなどが必携ですよ。夏の服装のままだとガタガタと震えてしまうほどです
五代松(ごよまつ)鍾乳洞
赤井五代松翁が発見し、心血と私財を注ぎ完成させたといわれる鍾乳洞。奥行き80m以上で、鍾乳石は20~30cmから大きいものは3~4mのものもあり、最大の石柱「大黄金柱」は8mにも達する。ヘルメットをかぶって、探検気分満点で楽しめるスポット。
読者プランナーのおすすめポイント
- ★ 名水百選に選ばれた「ごろごろ水」の採水場に近くにある五代松鍾乳洞。「ごろごろ水」は山の恵みとして、地内喫茶店の方も汲みにくるという名水です。以前は無料で汲むことができましたが、あまりにも人気のため商品化もされています。現在は施設使用料を支払うことで採水が可能です
- ★ 「五代松鍾乳洞」へも、モノレールに乗って行くことができます。採水場である「ごろごろ茶屋」で申し出て中に入り、80m以上ある洞内へ! カラフルにライトアップされたタケノコ状の岩石・石筍(せきじゅん)や大きな石柱は、圧巻の迫力ですよ。こちらも洞窟内の気温は平均10度ほどなので、夏に訪れる方は羽織るものをお忘れなく
一之行場(いちのぎょうば) 蟷螂(とうろう)の岩屋・こうもりの岩屋
役行者が大峯開山の際に「一之行場」として開いた洞窟。古来からの修験道の修行の場である神聖な場所であり、一般の方でも拝観料300円で見学・お参りができる。冬季は積雪のため休業。また、神聖な場所として撮影は禁止されているので、その瞬間を楽しもう。
読者プランナーのおすすめポイント
- ★ 洞川温泉街のはずれ、洞川自然研究路の途中にあるのが「蟷螂の岩屋」です。蟷螂とはカマキリのこと。入口がとても狭く、腰を屈めて入っていく修験者の姿がカマキリの歩く姿に似ていることからその名が付いたのだとか。洞内も立ち上がることができないほどの高さしかなく、人生も頭を低くして生きるべしことを、身をもって知る修行の場となっています
- ★ 「こうもりの岩屋」は、役行者が大峯山を開いた際に、仮の住まいとして籠もり修行をしていたとされる洞窟です。ちなみに名称の由来は、籠もり修行の「籠もり」と、洞内に棲んでいたコウモリを掛けたといわれています。残念ながら、一般公開していないため内部に入ることはできません
読者プランナーのおすすめポイント
- ★ 最後は、村営の日帰り温泉で疲れを癒やしましょう。建物に名産「吉野杉」をふんだんに使った温泉施設です。散策で汗をかいたり鍾乳洞で冷えた後に、とろとろのお湯につかるのは極楽ですね
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