《北海道編》
明治・大正のロマンが今も色濃く名残をとどめる港町、函館。その地に地上11階のスケールでそびえ建つ、和づくりの宿が「湯元 啄木亭」である。“日本の心・日本の情緒”と調和するように、すべてが雅に満ちた和の継承。“心からの安らぎ”をテーマにした客室はもちろんのこと、美しい銘庭、函館山や津軽海峡が一望できる空中露天風呂、大宴会場や茶室をイメージした休憩処にいたるまで、いずれも心を解き放つ安らぎの空間になっている。旅の風情を心ゆくまで満喫できることだろう。
近年では、湯処にさまざまな趣向を凝らした施設も増えてきています。貸切風呂を複数備え、檜の風呂や壺風呂、岩風呂などと、それぞれ趣の異なる湯船を取り揃えている湯宿もあるので、宿の中で湯めぐりするのもまた楽しそうですね。また、サウナやジャグジー、岩盤浴といったスパ施設や、専用の湯上がりラウンジを設けている施設もあります。興味のある湯宿を探して、“命の洗濯”をする湯浴み三昧の旅に出かけましょう。