《関東編》
源頼朝が温泉に浸かり英気を養ったという伝説が残る南房総・千倉温泉。「千倉館」は、その源泉で満たした大浴場と貸切風呂を備え、文豪・松本清張氏が執筆で利用した離れ客室を有する宿だ。また、2014年にオープンしたモダンな「露天風呂付客室」も好評だ。食事は、煮る・焼く・蒸すなど、素材の旨味を活かす調理法にこだわった料理や、ロビーラウンジ、地元陶芸家の作品が展示されたギャラリーといった空間も、ゲストの心を穏やかにしてくれる。古の時に思いを馳せながら寛ぐ休日をぜひ。
年齢層に幅がある家族旅行では、食事内容にも気を使います。大人と子どもでは食べるものも違うし、若い人と年配の人では好みも違います。最近ではビュッフェの食事に力を入れている宿も多く、大人から子どもまで喜ぶ多彩なメニューに加え、贅沢食材を使った豪華メニューや郷土料理を取り揃えているところも。また、「お子さま会席」などの子ども用メニューがあればそれを頼んだり、別注料理で好みの料理を追加するのもおすすめです。
全 36 施設
手付かずの大自然に囲まれた3つの離れからなる「茜庵」。本館から趣ある外廊下を進むと、新館の半露天風呂付客室「美月」の入り口が見える。ほかの客室より少し広く、約2畳のガラス張りの半露天風呂からは季節の情緒が感じられる。本館からの飛び石通路の先にある客室「春月」、「秋月」はともに約1畳の源泉掛け流しの露天風呂が付き、思い思いに寛げる上質な空間だ。赤ちゃんの受け入れも定評で、肌に優しいアルカリ単純泉の湯は子どもの温泉デビューにもおすすめ。