《九州編》
黒川温泉にほど近い別荘地に佇む一棟貸しのコテージ。熊本県・小国町のブランド材「小国杉」で建てられた家は、ぬくもりある手触りなど無垢材ならではの心地良さに包まれた空間。冬は大型ストーブで十分に暖かく、大きな窓から季節の雄大な風景が愉しめる。広いリビングの隣には布団で眠れる和室があり、秘密基地のようなロフトにはカーペットが敷かれ寛げるのが嬉しい。3世代のファミリーや友人同士での宿泊にも使いやすい空間だ。
旅に出かけた時にこそ、豪華でおいしいものを食べたいですね。新鮮な地魚を盛り込んだ海鮮料理が自慢の料理旅館や、地元の恵みを使い、芸術品のような料理を提供するオーベルジュ、ゴージャスなディナーコースを各種用意したホテルレストランなど、食べたい料理で宿を選んでみては。また、夕食のプランも、せっかくならプレミアムなものをチョイスするのがおすすめ。その土地ならではのおいしいものに出合える確率も高いですよ。
全 93 施設
「霧島観光ホテル」の離れとしてオープンした、愛犬との旅行がステータスになるような空間とサービスを発信する「D+KIRISHIMA」。館内は、細部にわたる客室設備にまで愛犬目線に立ちながらも、飼い主も寛げる落ち着いた雰囲気。愛玩動物飼養管理士の資格を持つスタッフが常駐し、敷地内にはドッグランがあるなど思う存分愛犬との旅を満喫できる。全客室、源泉掛け流しの露天風呂付きで、愛犬用の湯船も完備。鹿児島の旬を味わえる食事も愛犬と一緒に愉しめる。
四季折々の表情を見せる霧島の森に、ひっそりと佇むリゾートホテル。展望大浴場では、歴史ある名湯を堪能しながら霧島連山を見渡し、晴れた日には錦江湾に浮ぶ桜島も一望できる。客室は、旅行やビジネスの疲れを癒やすくつろぎの空間にこだわり、スタンダードなタイプから、 特別なひとときを過ごすお部屋まで、さまざまなタイプが揃っているのが嬉しい。夕食の会席料理や朝食バイキングでは、霧島の滋味豊かな海山の幸が堪能できる。薩摩焼酎セラー、テーブル付き足湯など、旅のひと時をより充実させてくれる施設も魅力だ。
宮崎市の中心を流れる大淀川の河畔に位置する「宮崎観光ホテル」は、1954年開業の老舗ホテル。穏やかな南国の雰囲気が漂うモダンな佇まいで、街の中心部にありながら天然温泉を愉しめるのが魅力だ。露天風呂には美肌効果の高い「たまゆら温泉」が満たされ、じっくりと体を癒せる。また、フレンチや和食など多彩なレストランが揃い、宮崎の食材を好みの料理で堪能できる(各レストランの営業状況はHPにて要確認)。館内にある、ホテルメイドのパンやスイーツを購入できる店は地元客にも人気だ。
大正14年創業の「大正屋」は、嬉野温泉街の中心にありながら、杉木立に囲まれた閑静な湯宿。“日本三大美肌の湯”のひとつ、嬉野温泉の自家源泉を有しており、男女2ヵ所ずつある大浴場や、客室の内湯でたっぷりと堪能できる。大浴場は、湯船を囲むように緑が植えられたり、人工滝が流れる日本庭園を間近に望めるなど、まるで露天風呂のような趣。また、宿泊ゲストは「大正屋グループ」の宿「湯宿 清流」と「椎葉山荘」の温泉施設を自由に利用できるので、湯めぐりを存分に満喫したい。
松の緑、錦江湾の青、その鮮やかな2色に包まれた宿。豊かな自然に溶け込む佇まいから、日本の伝統を感じることができる。和の風情あふれる客室や、江戸の社交場として親しまれた銭湯がテーマの湯処、指宿名物「砂むし温泉」、鹿児島の海山の幸を惜しみなく使用する料理や薩摩焼酎に心身癒されたい。また、宿の広大な敷地内には、“ここにくれば薩摩がわかる”をコンセプトとし、約3,000点の貴重な美術品が展示された「薩摩伝承館」がある。しばし日常を忘れ、悠久の時に思いを馳せてみては。
別府の奥座敷、昭和元年創業の純和風旅館。四季折々の自然に抱かれる約6,000坪の広大な敷地内に点在するのは、わずか11棟の客室。金脈が静かに眠るというこの地に、いつの頃からか湧き出したという“金の湯”が、訪れる人を癒す。その豊かな効能は、男女別露天風呂のほか、客室専用の内湯や露天風呂にて、掛け流しで堪能できる。また、旬の幸と豊後の幸を活かした月替りの懐石料理も愉しみのひとつだ。木や花、鳥の声、清流のせせらぎ……。自然を五感で感じながら、ゆるりと心の浄化を。
嬉野の中心街からひと走り。「椎葉山荘」は緑深き椎葉山とのどかな棚田に挟まれ椎葉川沿いに佇む。木々のざわめき、川のせせらぎ、鳥のさえずり、虫の声。音なき音が四季折々の渓谷美と相まって、訪れる人々の心を解きほぐす。そんな渓流沿いの一軒宿では、何もしない贅沢を味わいたい。2014年「人間国宝に学ぶ有田焼の世界とクルーズトレイン『ななつ星 in 九州』の旅4日間」の1泊目にも選定された、静謐な宿で、名湯・嬉野温泉に癒されのんびり寛ぐ至福のひと時を。