《山陰・山陽編》
江戸の情緒・伝統と現代の文化が程よく調和した倉敷美観地区。詩情豊かな町並みの中に佇む「あぶと倉敷館」は、一日4組限定の宿だ。蔵屋敷の面影を残す館内に入れば、古の風情と和やかな空気に心が安らぐ。提供される食事は、専属契約の漁師から仕入れた瀬戸内海の幸と、毎朝直送される新鮮な地元食材を用い、料理長が心を込めて振る舞う料理。素材の味を活かし、シンプルかつ大胆に仕上げた逸品が彩りよく並ぶ。客室で気兼ねなく舌鼓を打つひと時は、旅のひとつの思い出になるだろう。
料理が自慢の宿では、その多くが食材である野菜にこだわっており、地物の新鮮野菜をたくさん使っています。地元で採れた旬の野菜は味や食感に優れるだけではなく、栄養価も豊富。料理をいただけば、体が喜ぶのも感じられるほどです。京野菜を使ったおばんざい、滋味豊かな根菜や山菜がたっぷりの郷土料理、高原野菜をふんだんに使ったオーベルジュのごちそうなど、地元特産の野菜を使ったおいしい料理に出合う旅に出かけてみませんか。