《北陸編》
“関西の奥座敷”と呼ばれ、昔から多くの文人墨客に愛されてきたあわら温泉は、福井県屈指のいで湯であり、温泉療法医が勧める名湯百選のひとつ。そこに佇む「清風荘」は、開業より約70年の歴史を持つ湯宿で、庭園露天風呂は北陸最大級だ。ゆったりと寛げる客室が揃っているので、目的や好みに合わせて選びたい。また、2022年9月に劇場型ビュッフェ「虹」がリニューアルオープン。旬の地元食材や日本海の幸などを使って、料理人が目の前で調理する夕食ビュッフェに満足すること間違いなしだ。
贅を尽くした品々が膳を彩る会席料理やその土地ならではの名物料理、調理方法にこだわり抜いた自慢の朝食など……。おこもり旅がアツい今、宿の料理やそれをいただく食事処も洗練されてきました。最近ホットなキーワードを参考に、宿ごはんを目当てに旅に出かけませんか。心とお腹を満たすこだわりの料理を楽しみましょう。
全 17 施設
富山湾より毎朝直送される鮮魚をいただける「黒部・宇奈月温泉 やまのは」。県内最大のバイキングレストラン「Seeds(シーズ)」が自慢で、レストラン入り口には直径約1.4mの円柱水槽を設置し、日本海に生息する約50匹の魚群が迎えてくれる。新鮮な日本海の恵みをさまざまな料理で愉しめ、寿司や刺身などゲストの目の前で調理するのが魅力。オープンキッチンなので調理人と会話しながらの食事も。周辺は立山黒部アルペンルートや黒部渓谷トロッコ電車もあり、観光の拠点としても最適だ。
自然豊かな富山県滑川市に位置する「Namerikawa Granvilla Grappa」。正面には富山湾、背には立山連峰を一望する。プライベート性を重視した一棟貸切型の客室には、富山湾を望む広々としたデッキスペース、食事スペース、バレルサウナを完備。完全プライベート空間でゆったりとしたステイが満喫できる。また、春のホタルイカや冬のズワイガニなど、海産物が豊富な富山湾は食の宝庫。四季で変わる“天然のいけす”富山湾の新鮮食材をふんだんに使用した食事に舌鼓を打つ、ワンランク上のグランピング体験が可能だ。
福井県あわら市の中心街から少し離れた、閑静なエリアに佇む老舗旅館「あわら温泉 まつや千千」。北陸最大級のスケールを誇る源泉大浴場と大露天風呂 「千のこぼれ湯」が宿の自慢で、日本の宿100選に連続入選を果たしている。館内には特別フロアが設けられ、上質な寛ぎで心身を癒す贅沢な客室が揃う。料理は地元福井県産にこだわり、旬の厳選食材をふんだんに使用。まつや千千調理長が心を込めて仕上げた美食の数々を、部屋食または個室の食事処で堪能してほしい。